お化けになってでも…

日経新聞朝刊での「私の履歴書」、今は、すかいらーく創業者の横川竟さん。今までもありましたが、経営者の方の回は面白いとネットでも盛り上がっているようです。

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すかいらーくグループをここまで大きくした歴史を書いてくれているのですから、毎日手に汗握って読んでいます。大企業の経営者の回想録やインタビュー記事は、とにかく熱がすごいですよね~

先日、何気に読んだ「東洋経済」最新号。特集は金融機関の再生(金融機関による再生、ではなくて金融機関自身の再生…)ということで読み始めたのですが、最終頁「平成経済の証言」のスズキ(自動車メーカー)の鈴木会長のインタビューが載っていまして

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鈴木会長の「ポスト平成の自動車業界を、願わくばお化けになってもいいからのぞいてみたい」ってセリフが、(なぜか2日ほどたってから)私の心に刺さりました!言葉が強いですよね~、情熱が半端ないです。

横川さんにも鈴木会長にも、業界の流れを作ってきた方の情熱と強さと深さを感じます(鈴木会長、体力年齢が実年齢マイナス25歳なんですって…!)

自分の仕事にも「強さと深さ」を持たせていきたいと改めて感じました。

18日しかないんですよ

「9月は18日しかないんだよ」と、ある社長が友人である社長に言われたそうです。なるほど、9月1日は土曜日から始まり、三連休が2度ほどありましたので、土日及び祝日を除く月曜日から金曜日までの平日は、今年の9月は18日間しかありませんでした。

でもまぁ、平日が少ないということは、それだけ内容の濃い平日ということでして・・・少しのんびり構えるのも良いのではないでしょうか?

と、いうことで、今日で9月もほぼ終了。今年度の前半も終了ということに相成りました(^^)

青空

報連相と一人前になるという考え方

社会人になって仕事を始めると、早く「一人前になりたい」と考える人も多いでしょう。「一人前になる」とは、ひとつの仕事について、人の手を借りることなく自分で完結できること、というように考える人も少なくないでしょう。

あら?ここで何か気づくでしょうか?(^-^)

多くの企業は、「報連相は大切」だと言い、一方で若手社員には「早く一人前になれ」と言います。「一人前」を自分で完結できることという考えに基づけば、周囲や会社に円滑な報告・連絡・相談をしないように考えてしまわないでしょうか?

こんなことで聞いてはいけない、このくらいの問題は自分で処理が出来るようにならなければ、と考えてしまいがちです。

一人前であるとされる社長や、部長などは業務を最初から最後まで自分で完結させているか、ということです(^^)そんなことはないですよね。周囲の人の協力を仰ぎ、会社に逐次報告を行ない、先行きの方向性を相談し、業務を遂行しているはずです。

そうです。一人前になるということは、報連相を実践し、周囲の協力を得て業務を遂行できるかどうか、ということなのです。

今年入社した社員の方々に、お話をする機会がありましたので、「一人前になる」とはどういうことかを、少しお話しさせて頂きました。

未だに勘違いされてしまいます

支援機関さんからの紹介とはいえ、経営コンサルタントなどの肩書きで企業とお話しをさせて頂くと、「何か良い取引先を紹介してくれるのですか?」「何か良い方法で資金調達をしてくれるんですか?」という概ね2択で見られることが少なくありません。

ですので、初回、2回目くらいは、「事業を好転させるのは、社長と従業員の皆様なんですよ」という趣旨の説明を繰り返し行ないます。経営者の想いと覚悟で事業は少しずつ上向き始めるものです。

はっきりしないお天気は、夕方からは雨になりました。てくてく歩きながら、「他力本願にならずに、経営者と気持ちを合わせること」の難しさと、楽しさを考えていました(^^)

下がったモチベーションをどのように上げるか

支援・サポートしている中小企業の従業員もそうですが、自分自身もモチベーションが下がってしまう時期もあります。「昨日は下がっていましたが、今日は上がっています」というのは、モチベーションというよりは、「テンション」というべきでしょう。

もう少し、根っこのほうにある「動機付け」がモチベーションですよね。これは、「希望」や「遣り甲斐」を「自分で探して(考えて)、自分で見つける」ほうが、よりブレずに、揺るぎないものとなります。

しかし、なかなか自分で見つけられない。また、見つける(考える)余裕が無いほど追い込まれている状態に陥っている場合もあります。そんな時は、少し「離れる」ことも必要です。自分に少し変化をつけることが出来ないのですから、環境に少し変化をつけるのです。

そうしたら、「意義」を考えるために「自分の棚卸し」をしてみましょう。自分以外の人が考える価値は、自分の「遣り甲斐」になるとは限りません。自分は何をしたいのか、自分はどうなりたいのかという、少しだけ遠めの中長期的な想定(ビジョン)を朧気ながらでも描けたら、あとは、そこに向かうために、いま何をすべきか、何が出来るか(短期的な視点)を考えてみましょう。

考えるときに、ひとつだけ大切な要件(条件)があります。それは、「それをすることは、楽しいか」「自分自身が楽しめるか」ということです。

下がったモチベーションを上げる・・・と考えると、いきなりネガティブな発想から始まりますから、単にモチベーションを上げる、テンションを上げることを考えてみましょう。

そんなに、急激な変化は、最初から期待はできません。自分自身を少し長い目で見てあげましょう。

雨模様(^-^)

今週は都内

今月は3連休が2週連続。うれしいことですが、平日が少なくなるとどうしても3連休に業務がはみ出てきてしまいます…

今週の私の仕事は、平日4日のうち、3日間が都内でした。弊社は神奈川県内の企業支援が主ですので、都内業務はめったになく、しかも3日連続はかなりレアです。

都内の仕事先の近所にある大使館。どこの国の大使館なのかは、写真内にヒントがふんだんにちりばめられています。

東海道線のグリーン車は朝7時を過ぎると込んできますので7時前のクリーン車に乗り込み、ほっとしていましたところ、ランドセルを背負った小学生が大船、横浜辺りから乗り込んできました。保護者と一緒の子もいれば、一人で乗ってきた子も。みんな恵比寿で降りていきました。登校に電車で毎日1時間…すごい…。

都内に何日か行ったくらいで疲れてる自分のことを少し反省してしまいました。

結果と、その過程と

結果は同じとしても、どのような過程を経て辿り着いたかということに意味があります。

そうでなければ、勝ちと負けしかなく、負けは何もないということにもなりかねません。

中小企業とともに、様々な過程を経て、中長期的な視点でサポートをしていきたいと考えています。

 

起業する人に・・・

創業相談などで、起業を考えている人にお会いすると、元気を頂けるような気持ちになります。

創業計画を作成する際には、外部環境をついつい自分に都合良く考えてしまいがちです。私自身もそうでした(^^) 内部環境の整理をすることなく、「何とかなる」という気持ちだけで前進しようとします。

そこで、創業相談などで、起業を考えている人に必ずお願いしていることは「自分の強み」を認識するということです。

「自分の強み」を認識することは、ミッション・ビジョンに繋がることです。「自分の強み」を書き出す際には、少しだけ自惚れるくらいが丁度良いと思っています。体裁とか気にせずに、遠慮せずに書き出してみることで、見えてくるものもあります。

時々は、現状においての「自分の強み」を再認識するように、私も心掛けています。

準備の大切さと、相手次第で変わらない姿勢

仕事も、日々の行動も、「準備」は大切です。「段取り八分」という言葉があるように、段取り次第で仕事のほとんどが決まるとも言われています。

繰り返し、同様の業務をこなす場合に、準備せずとも、ある程度の品質を維持して、業務を遂行することもできます。しかしこれは「勘違いも甚だしい」状態であり、前進しているとは言い難いものです。

あらためて、少し準備をする時間が用意できまして、準備をして業務に望むことが出来ました。実際には、準備してきたものを使うことはありませんでしたが、その他の部分でも円滑に業務を進めることが出来ました。

やはり、準備は大切と感じました。

準備は大切

中小企業支援に取り組む意義と質的向上

中小企業のサポート、中小企業へのアドバイスをしていると、(金融機関の時もそうでしたが)どこまで関与するのか、どこまでに留めておくべきなのか、を考えながら動くときがあります。

「中小企業、そして経営者のために」動くことを基本スタンスとしていますが、自らの力を見誤ってはいけません。

やろうと思えば、どこまでも出来るが、そこまでやることで、全体の動きについて、結果的に「マイナス」に働くと考える場合には、支援機関、金融機関、経営者の方々に委ねるなど、日頃の自社の活動自体を考えながら動くように心掛けています。

今日は朝から、企業のミーティングに参加 → 金融機関に訪問 → 支援機関に訪問、というスケジュールでしたが、それぞれの場で、立場をわきまえた動きが求められることを感じた一日でした。