久しぶりに夢中になって本を読みました。
運送会社(中小企業)、自動車メーカー、金融機関、の三者の思惑に加え、警察と雑誌社が入り乱れる展開。
時折描かれる金融機関の中小企業支援の姿勢
金融機関の人も、そうでない人も興味の湧く内容と感じました。
池井戸潤氏の小説は基本的には現代の時代劇=勧善懲悪なストーリーであり、「正義は勝つ」(半沢直樹に言わせれば、「たまには正義は勝つ」)というシンプルなストーリーであるため、前半の苦しみが重ければ重いほど、後半は痛快に感じます。
必要以上にデフォルメされているわけでもなく、無さそうで有りそうな展開に胸がすく思いでした。
上下巻あり、そこそこの読み応えがありますが、機会がありましたら、皆さんもご一読を(^^)