見聞きすることを仕事に活かそうとするのは逆効果か

人の話を聞く時に、素直に聞き入れることをせずに、何か仕事に活かせれば・・・なんて余計なことを考えていると、折角の新しいインプットの機会を逃してしまうのではないかと感じました。

聞く側の状態が、静かな池の水面のように、木々を写したり、空を写したり、小さな木の実が落ちればきれいに波紋が広がるように、どん欲にインプット、吸収する気持ちを忘れないようにしよう(^^)

組織の活性と人の負荷

組織が本質的に改善していくときは、組織自らから改善に向けた発信があるものです。発信が出るように仕向けなければなりません。一般的に言うところの「自発的」「自主的」「自然発生的」な改善で無ければならないということです。

これが、なかなか成就しない。その理由としては経営者から見て要因と結果が結び付きにくく、「ギャーギャー言って、高圧的に物事を進めたほうが結果はわかりやすい」という昭和的な発想が抜けないことが一因です。

組織が大きく改善してきた、自主的な動きが見えてくる時には、注意しないと大きく負荷のかかる人材が存在する場合があります。その人材は今後の企業の成長にとって欠かせない人材である場合がほとんどです。

中小企業の業績改善を図る、事業改善を進める場合には、組織の改善が必要であり、その際には、ひとりひとりの人材のケアも同時に進めていかなければなりませんね。

夏は続きます

今年の夏の大きな反省

今年の夏は・・・今年の夏はまだまだ続きますが、本当に暑かった。何と言っても毎日のように午前中には「原則運動禁止」の警報がピコピコと音を立ててスマホに届いてきます。

世の中は夏休み、神奈川県内を東へ西へ、北へ南へと毎日少なくて2か所、多くて5、6か所は訪問しなければならない・・・あぁもう車で行きますか・・・

これは、今年の夏の反省です。

クルマは歩かなくて済む、ので汗をかかなくて済む。快適この上ない(^^)

しかし、金銭的に負担が大きい・・・まぁ、これはいいですか、それよりも歩かないので健康に良くない、それよりも何よりも「気持ちが緩む」「心が緩む」これは良くない。

では、一気に方向転換しますか、と言えばそうもいかないのが人の常(^^)

ということで、秋に向かって少しずつ改善していきます(^-^)

夏も終わりかな

 

ミーティングと、もの補助と、バッティング

伝えたいことを小学生に伝えられることが出来たら、「伝える」ということのスキルアップになると考えています。

それは、小学生に知識が無いから、やさしく、わかりやすく伝えなければならない、ということではありません。

小学生には、「忖度」が存在しないので、わからないものはわからない、矛盾していることは理解できないと、正直に反応してくれるからです。

中小企業とのミーティングを行ない、次はもの補助のサポートを行ない、もやもやしながら小学生とのバッティング(^^)

伝えたいことが、きちんと伝わるといいなぁ、どうしたら体現してくれるかなぁ、といろいろ考えながら、思考を言葉に置き換えていきます。

何事も、経験に優る先生はいない、ということですね(^-^)

そろそろ秋を感じる雲

できるだけ税金を抑えたい気持ち

弊社は6月末が決算時期でして、今月が決算申告月です。先日無事に申告&納税を終えました。

私がまだ経営者の心構えができていないのかもしれません(笑)が、納税をする際に少しもやもやとした感情が…「あの件に経費を使っていたらもう少し税金が少なかったのかも…PCも買い換えとけば良かったか(PCなどでは大した出費にもならないと思いますが)…」みたいなもやもやです。

自社の損益状況を決算前に把握し、必要な投資(設備投資や宣伝への投資、人材育成など)にお金をかける(結果として節税につながる)ということは良いことと思います。私のように税金をなるべく抑えたい意識ばかりというのは、ダメダメな意識ですが。

会計事務所時代に、「節税のために○○を買うことにする(この○○が、あまり効果的でない出費だったりする)」などと企業に言われた際に、「必要な投資かどうかよく吟味してください!利益で残して税金払った方が、半分以上は手元に現金が残るんですよ!」と説明していました。いざ自分が経営者の端くれになった時に、当時の経営者様と同じような心理になるのだなあと自分自身で苦笑です。

内部留保を溜めるのも、(資金調達によらずに)手元資金を潤沢にして資金繰りを楽にするにも、利益を出すこと(≒キャッシュを出すこと)が必要ですし、そのためには税引前利益を黒字にしてきちんと納税していかないといけないわけです。これが企業経営の良い循環なわけですから。

「納税は社会への貢献である」と前向きな意識を持ちながら良い循環を加速していけるように私も考えを改めていきたいと感じました。

 

久々に感じました。「東京には空が無い」

「東京には空がない」中学校の時でしょうか?

高村光太郎という彫刻家が、奥さんのことを綴った「智恵子抄」という本の中に「東京には空がない」、と書かれている。次回の試験には出るから、みたいに言われ、ちょっとした衝撃を受け、今でもずっとその時の衝撃を覚えています。

「東京には空がない」空はあるじゃないか、なぜそう感じたのか、空気が汚れている、環境汚染なのか、故郷の空が懐かしいということなのだろうか・・・以下は、この年になって初めて見た「東京には空がない」という言葉が出てくる一文です。

智恵子は東京に空が無いという

「あどけない話」

智恵子は東京に空が無いという

ほんとの空が見たいという

私は驚いて空を見る

桜若葉の間に在るのは

切っても切れない

むかしなじみのきれいな空だ

どんよりけむる地平のぼかしは

うすもも色の朝のしめりだ

智恵子は遠くを見ながら言う

阿多多羅山の山の上に

毎日出ている青い空が

智恵子のほんとの空だという

あどけない空の話である。

 

以上ですが、高村光太郎は「あどけない空の話」と言っている。東京には空が無い。空とは何を指すのか・・・。

自分なりに「東京には空が無い」と感じた一日でした。

東京から見た空

親族内の円滑な事業承継の難しさ

中小企業の経営者のピーク年齢(最も多い年齢)は1995年(平成7年)には47歳であったのに、2015年(平成27年)には66歳になっていると、中小企業庁は報告しています。中小企業の経営者の高齢化と事業承継

国も「事業承継」を声高に進めるので、事業承継事業承継とは言いますが、事業承継は大抵は事業改善、事業再生の、その先の選択肢にあると思っています。

また、現場では後継者がいない中小企業も多く存在し、一方で後継者はいるものの、親子間・兄弟姉妹間の関係性が円滑ではないことが多く、丁寧な指導をベースとした事業承継の必要性が本当は高いのだと感じています。

事業承継事業承継と唱え続け、「かたち」や「結果」を追いかけ、一時期の「安定化資金」のケースのように、ひと山越えたその時に、「単に中小企業を減らしただけ」にならぬように心掛けていいきたいものです。

銀行に20数年勤務していただけに・・・

銀行に20数年勤務していました。15年くらいは支店に勤務し、営業(渉外)係も、融資係も、法人開拓担当者も、融資の役席も経験してきました。そのあと、審査部に行き、企業支援の経験もありますが、それよりも銀行としての考えや、金融庁とのやり取りや、外部機関との繋がりや、本部と支店との関係性を直接経験してきたことが、今となっては非常に貴重で、非常に大きな経験であったと感じています。

という、経歴なもので、銀行の本部の人がどのような経歴で本部に在籍しているかや、銀行の支店の人がどのような経歴で支店に勤務しているかなど、話せば概ねわかるようになっており、且つ経歴を聞けば、どのような考えをお持ちかが、事前に想定できるようになっています。

それだけに、心苦しく、残念に感じるときが、一般の人以上に多くあります。中小企業の経営者も、従業員も、命懸けて仕事をしています。応えるように努める姿勢を、どうしても望んでしまいます。

今年の熱い夏の空

経営者のカラ元気の必要性

業況が低迷を続けていると、「果たして今のやり方はあっているのだろうか?」と悩む経営者は少なくありません。

悩むことは必要ですが、「自信を失くす」ことはないと考えますが、過敏に反応してしまい、自信を失くしてしまう経営者も少なくありません。

そんな時は、従業員から前向きで、建設的な相談や意見が出ても、それに対する対応が淡白なものになってしまい、従業員に不安を与えてしまうことがあります。

そうすると、従業員の方々から私に直接連絡が来たりもします。そんな時は大抵は「大丈夫ですよ」「何の問題もないですよ」の二言ぐらいで終わってしまいます。自信をもって対応すれば何でもない話です。

業況が厳しいときほど、経営者には「カラ元気」も必要なのかもしれません。

夏の空と雲