心理学者アドラーの言葉を経営、組織改革に置き換えてみる その3

またまたあっという間に5月が終わってしまう(^-^)

⑪出来ない自分を責めている限り、永遠に幸せになれないだろう。今の自分を認める勇気を持つものだけが、本当に強い人間になれるのだ。 ⇒ 手の届く目標設定など、やりがいと達成感の積み重ねが自信に繋がる。

⑫「やる気がなくなった」のではない「やる気をなくす」と自分で決断しただけだ。「変われない」のではない。「変わらない」という決断を自分でしているだけだ。 ⇒ 「人は変われない」という固定観念を外し、「変われる」環境を提供する。

⑬自分だけではなく仲間の利益を大切にすること。受け取るよりも多く相手に与えること。それが幸福になる唯一の道だ。 ⇒ 自分の利益を最優先にするのではなく、他者の利益を最優先にするべきである。それが自分の利益に繋がる。

⑭自ら変わりたいと努力すれば、性格は死ぬ1、2日前まで変えられる。 ⇒ 変えろと言うのではなく、変えられる仕組み、環境を整備する。

⑮間違いを指摘せず、原因究明という吊し上げもせず、「こんなやり方はどうかな?」と提案する。それこそが、相手を育てる有効な方法である。 ⇒ 間違い(ミス)の原因を「人」に求めているうちは改善はない。過程、方法、仕組みにこそ原因、要因がある。

心理学者アドラーの言葉を経営、組織改革に置き換えてみる その2

心理学者のアドラーの「苦しみから抜け出す方法」を「人」ではなく「法人(経営・組織運営)」に置き換えてみる。その2。

⑥ 子供は感情でしか大人を支配できない。大人になってからも感情を使って人を動かそうとするのは幼稚である。 ⇒感情で人を、組織を動かすと一過性のものしか生まれない。

⑦ どうしたらみんなを喜ばすことが出来るかを毎日考えるようにしなさい。そうすれば憂鬱な気持ちも吹き飛んでしまいます。反対に自分のことばかり考えていたらどんどん不幸になります。 ⇒取引先(顧客)の喜ぶこと、社内の他の従業員が喜ぶことを考え、行動する。遠回りに見えるが利益への近道である。

⑧ 重要なことは人が何を持って生まれたかではなく、与えられたものをどう使いこなすかである。 ⇒現状認識を深め、いまある経営資源のパフォーマンスを最大限に引き出そうと考える。

⑨ まず無理だと思ってもやらせてみる。失敗しても「今度は上手く出来るはず」と声を掛けることが大切。 ⇒組織は信認、認知で大きく変わる。結果のみではなく、チャレンジを如何に認められるか。

⑩ 楽天的でありなさい。過去を悔やむのではなく、未来を不安視するのでもなく、現在だけを見なさい。 ⇒想いや考えは少なからず自ずと結果に反映される。ビジョンを描き、いまできることに集中する。

 

心理学者アドラーの言葉を経営、組織改革に置き換えてみる その1

心理学者のアドラーの「苦しみから抜け出す方法」を「人」ではなく「法人(経営・組織運営)」に置き換えてみる。

「アドラーの心理学」Wikipediaより

①「暗い」のではなく「優しい」のだ。「のろま」ではなく「丁寧」なのだ。「失敗ばかり」ではなく「たくさんのチャレンジをしているのだ」 ⇒ネガティブからポジティブへ。ポジティブシンキングが前進の扉を開く。

②子供にとっては家族が世界のすべてなのだ。親に愛されなければ死ぬしかない。だから子供は親に全力で愛されようとする。その時に取った命がけの戦略がそのまま性格形成になる。 ⇒従業員にとっては経営者・会社が世界の全てなのです。経営者との信頼関係の構築を礎として行動が決定される。それが従業員の性格形成に繋がる。従業員は経営者の鏡であることを認識せよ。

③「よくできたね」とほめるのではない。「ありがとう、助かったよ」と感謝を伝えるだ。感謝される喜びを体験すれば自ら進んで貢献を繰り返すだろう。 ⇒経営者や会社の「役に立っている」という事実が確認されれば従業員の自主性が育まれる。したがって、経営者は従業員に対して「感謝」を明確に伝える必要がある。それが「成功体験」「達成感の醸成」となる。

④苦しみから抜け出す方法はただひとつ。他者を喜ばせることだ。自分に何が出来るかを考え、それを実行すればいい。 ⇒経営者や顧客に喜びを与えた実感を得ることが出来れば、従業員は自ずと「何をすべきか」を考え始める。

⑤人の心理は物理学とは違う。問題の原因を指摘しても、勇気を奪うだけだ。解決法と可能性に集中すべきだ。 ⇒「結果論」で語ることや「出来ない理由」を並べても、モチベーションが低下するだけである。いま手始めにやるべきこと、出来るには何が必要かを話し合う機会が大切だ。

全部で20項目あるが、今回はまず5項目を。(^-^)残る15項目は、またの機会に。(^-^)

5月は皐月と言いまして、別名、田植えの月という説もあります

ゴールデンウィーク真っ只中!今日も元気に頑張ってまいりました。それにしても暑かったですね。軒並み30℃越えか・・・という噂も・・・(^^)

今日から、5月に入りました。皐月の「さ」だけで「田植え」という意味があるそうで、「田植えの月」という説もあるそうです。

ならば、5月は「秋にたくさんの実りとなるように、田植え、種まきをする」月とするのは如何でしょうか。

ゴールデンウィーク中に、何やらいろいろ考えまして、実りの秋をイメージしながら、動いてみるのもいいのかもしれません。

そういえば、「ウィステリア」=「藤の花」を今年は見に行けませんでしたぁ。まだどこかで咲いているのかなぁ。

昨年の藤の花