本年もお世話になりました(2)

昨日の杉本に続きまして…2016年を振り返ってみようかと思います。

創業支援、事業再生支援、各種セミナー、創業塾など、数多くのお仕事に携わらせていただきました。企業の皆様、支援機関の皆様には本当にお礼申し上げます。

弊社は、企業のさまざまなライフサイクルにおける課題解決を支援するのをモットーとしており、本当にいろいろなお悩みを抱えた企業に出会います。今年は特に企業とのダイレクトな関係性構築を心掛けてきたこともあり、企業に必要な支援をタイムリーに行うことができて来たような気がします。

また、個人事業ではなく会社として案件対応することで、緊急時の迅速な対応や、案件への深堀りなど、行えるようになってきたのではないかと感じています。その際に、弊社の杉本・藤村双方の過去の実績経験を活かすだけにとどまらず、㈱ウィステリアとして支援品質を高めるためには、互いがどのような点をスキルアップしていかねばならないかも、明確に見えるようになりました。

弊社の杉本・藤村の成長が㈱ウィステリアとしての支援品質の向上につながり、企業との良好な関係性を築くことで、企業の課題解決にダイレクトに寄与する、この流れを絶やさぬように来年も進んでいきたいと思います。

 

本年もお世話になりました。

本年もお世話になりました。

事務所を構え、ウィステリアが本格稼働を開始した2016年。

起業者の方々、経営者の方々、事業者の方々、社員の皆さん、そして、金融機関をはじめとする支援機関の皆さんなど、多くの方々にお会い出来た1年でした。

事務所を構えた時に購入した600枚収納の名刺ホルダーはもうすぐいっぱいになります。おかげさまで、まだまだ、あれもやらねば、これもやらねばという焦りを持ちながらも、年を越せそうです(^-^)

来年のウィステリアとしての目標を考えながら、個人の目標を考えながら年末年始を過ごしたいと思います。

はぁ~、とか思いながら事務所ベランダに出ますと、今日も日が沈むところでした(^-^)

事務所からの夕陽
事務所からの夕陽

来年も、たくさんの人にお会いしたいと思っています。

ありがとうございました、そして今後ともよろしくお願い致します。

皆さんよいお年を!

誰が・・・ではなく、何が・・・で考える

先週から今週と、毎日様々な中小企業の皆さんと話をしています。

上手くいかないときに、ついつい「人」にその要因を求めてしまいがちです。「あいつが悪い」「あいつがダメだ」などなど。

発生した事象を評論する=結果論を言うだけでは、本質的な課題を見つけられません。また、その要因を「人」に求めても、解決には繋がりません。問題の要因を「人」に求めた場合、最終的にはその人に辞めてもらうことにしか繋がりません。そうなると今の世の中、今以上にレベルの高い人材を確保することは困難を極めます。また、どんなにいいと思う人を確保しても、同様の問題は繰り返されるだけです。

企業が課題を見つけようとするときは

「誰が」ではなく、「何が」問題なのかを、皆で話し合うことが、問題の本質的な部分への近道です。

神社の境内でドラマの撮影
神社の境内でドラマの撮影

写真は本文とは関係なく、今朝見かけたドラマの撮影風景です(^-^)

小さな不便、モヤモヤにヒントがある

今朝は、JRに乗って仕事へ。出発駅で電車が来るまでベンチに座ると「つめたーっい!」冬の朝なので、ベンチがヒンヤリ(^-^)

ほどなくして電車が来たので、今日の業務に出発!

そして、目的の駅に着くと・・・

おおおおおおおお~!ベンチにきっちり座布団が敷かれていました!!

ホームのベンチに座布団(スマホの方は画像が横かもm(__)m)
ホームのベンチに座布団(スマホの方は画像が横かもm(__)m)

業務を終えて、帰りのホームで座らせてもらいました。ほんわかいい感じ!こういう小さなところへの気づきがビジネスに繋がることはよくあります。この座布団には地元の「商工会女性部」と書いてありましたので、ボランティア?の一環かとは思いますが、これが仕事のなかで気づきであれば、ちょっとしたビジネスへの入り口になるかも・・・

いずれにしても、ほっこりして、感謝感謝の出来事でした。

フィデューシャリー・デューティーって何?

初めて中小企業にお伺いして、いろいろな話を聞いたときや

中小企業診断士の方や、会計士・税理士の方々の中小企業支援の話をお聞きしたりした時に

「中小企業と金融機関はもっと円滑な関係になれるはず」と感じることが少なくありません。

「金融機関との上手な付き合い方」というセミナーや書籍があることからしても、「なんでそうなるんだろう?」と思わずにはいられません。

どこに原因があるかはわかっています。(ここでは書けませんが(^-^))

言えることは、中小企業は金融機関に、金融機関は中小企業に伝えるべきことがうまく伝わっていない、ということです。

そこに、発生した小さなズレは、中小企業の業績が順調な時は全く見えませんが、いざ業績が多少低調となったときには大きなズレとして表面化します。

淀川長治さんなら「怖いですね!怖いですね!怖いですね!」と言うことでしょう(古っ!!)

経営者も、金融機関も、事業の状況を見直し、把握することは言うまでもないことですが、把握した際にこの状態であれば互いにどのような取引(付き合い)が適切なのか、見込まれるのかなどについてコミュニケーションを取ることで状況は大きく変わると感じています。金融庁の言うところの「顧客との対話」ということです。

「フィデューシャリー・デューティー」というそうです(^-^)カタカナで書いてあっても口元がつりそうになります。(^-^)

実際には、「平成28年事務年度 金融行政方針」の「活力ある資本市場と安定的な資産形成の実現、市場の公正性・透明性の確保」という項目の中で、「金融機関等に対する取り組み」としてうたわれている部分ではあります。

「金融機関等による「顧客本位の業務運営」(フィデューシャリー・デューティー)の確立と定着」

「金融機関等が、当局に目を向けるのではなく、顧客と向き合い、各社横並びではない主体的で多様な創意工夫を通じて、顧客に各種の情報を分かりやすく提供するなど、顧客の利益に適う金融商品・サービスを提供するためのベスト・プラクティスを不断に追求することが求められる。」

資産形成の場面だけではなく、金融機関の中小企業との取引(付き合い方)、中小企業支援においても、言えることだと思うのです。

スーパームーン
スーパームーン

 

どこまでも中小企業支援

本当は、どこまでも経営者に寄り添うかたちで中小企業の支援を継続していきたい、というのが本望です。

様々な状況によって、中小企業に対するサポートを終了するということがあります。誠心誠意サポートしても、企業が改善しないこともあるかも知れません。経営者がサポートは不要と考えることもあるかもしれません。

おかげさまで、今はサポートしている中小企業のほとんどが僅かながらも改善の傾向にあります。変化が起きている企業がほとんどです。

目先の急激な改善は、急激な落ち込みになりかねないリスクをはらんでいますから、じっくりと、着実な改善を図っています。

そんななか、中小企業の改善に欠かせないことのひとつが、サポートする我々に一定以上の『熱量』があることと、改善を進める経営者に『熱量』があることです。

事業の継続性を確保していく場面では、ところどころで「人と人との繋がり」がキーになる時があります。そこで『熱量』が足りなければ、手の届くところまで来ている改善の一歩をうまく踏み出せません。

ちょっと「えっ?」と感じてしまうほどに熱くなる時もあります。そこから改善の一歩が始まると思えば、サポートする側としては、自分が経営者であると勘違いするほどの、ときにはウザイくらいの『熱量』が必要なのかもしれませんね。

今日も月が大きいです。

今夜の月 (スマホの人は横になっているかも・・・)
今夜の月 (スマホの人は横になっているかも・・・)

中小企業の潜在能力を引き出す

中小企業には、ここまで事業を継続してきた潜在的な事業力があります。それぞれの強みを上手く活かすことが出来ずに悩み、苦しんでいる中小企業は少なくありません。

厳しい事業環境にある企業は、ついつい結果から現状着手すべきことを導き出そうとします。

自社の現状の把握、客観的な視点での見つめ直し、原点に立ち返ることからスタートするべきです。

足元の状況の改善のために、結果を急ぎ、前のめりになりがちです。そこで焦っては改善には繋がりません。多少イライラするくらいに見つめ直しが必要です。

本質的な課題を見つけ出すことが、改善への、安定的な事業継続への近道であることは言うまでもありません。

弊社事務所からの夕陽 スマホだと逆さになってしまっているかもしれませんが・・・
弊社事務所からの夕陽 スマホだと逆さになってしまっているかもしれませんが・・・

事業承継セミナー in新松田

この投稿、随分と寝かせてしまいました・・・

先月末(!)、足柄上商工会にて、事業承継セミナー2本立てを行いました。ええと…ようこそここまで(なぜここまで来てくれたのかな)…という2人の講師にお話しいただきました!!

事業承継セミナー①染谷先生 後継者をいかに育てるか
事業承継セミナー①染谷先生
後継者をいかに育てるか
こんなにたくさん!!
こんなにたくさん!!
事業承継セミナー②金子先生 資産承継について
事業承継セミナー②金子先生
資産承継について

お2人とも

・事業承継に取り組む重要性・メリット

・事例、世の中の動向

・取り組み方のイメージ

・まず、今すぐに何を行ったらいいのか

について話していただきました!分かりやすい!

事業所の方からは「自分のことを言われているようで耳が痛いところもあった。今すぐ実践しなければ!」との話も。

「すぐ効くクスリ」と「じわじわ効くクスリ」を同時に処方できる講師というのは、本当に稀有な存在です。

染谷先生、金子先生、ありがとうございました!

ビューンと行って、ビューンと行って!

午前中にビューンと行きまして、午後にビューンと行きまして・・・

もうすぐ夕焼け
もうすぐ夕焼け

そしてビューンと帰ってきました(^-^)・・・と、言っても神奈川県内なんですが・・・(^-^)久しぶりに海を見たような気がします。

創業でも、事業改善でも、自分を見つめ直すこと、自社を見つめ直すことから始めるべきです。いろいろな視点から見つめ直すこと無くして、改善や、販路開拓は前に進みません。

まずは現状を自分自身が再認識することから始めましょう。

事業を継続するためには育成が必要

経営者や上司、リーダーの立場で、社員や部下や後輩を『育成』するには「時間」が掛かります。今日明日で出来ることではありません。だからこそ、伝える立場の人間には留意してほしいことがあります。『育成のポイント』を思いつくままに・・・

① 性善説でいく

金融機関出身だからなのかは不明ですが、伝える側は性悪説に立脚しがちです。だからあえて性善説でいくのです。部下を信頼することが出来なければ、部下に「信頼されている」ということが伝わらなければ、何も始まりません。

② 気に掛けていることを気づかせる

気配りといいますか、良い意味で「見ているよ」ということに気づかせなければなりません。「風邪ひいてないか?」「無理するなよ」など、ちょっと声を掛けてあげるだけで、部下の動きは変わります。

③ 答えを言わない

伝える側が「正解」だと思っていることは必ずしも正解ではない、ということもありますが、こちらが当たり前だと、簡単なことだと思っていることほど絶対に言ってはなりません。「指導」的立場にいるわけですから、読んで字の如く「指し示し、導く」だけです。部下に答えを導き出してもらいましょう。その答えを共に検討していくのです。

④ 否定しない

否定しない。まずは「キャラクター(人格)」を否定しない。彼らが起こした言動について、怒ったり、否定したりしたら、またスタート地点に戻ってしまうと思って間違いありません。とんでもない言動を行なったときは深呼吸して、まずは「いいねぇ」と。そして「なぜその言動になったのか」と彼らの本心を聞き出しましょう。そこに成長の鍵が隠れています。

⑤ 礼儀を重んじる

押し付けることはなりません。ただし礼儀は少し意識してもらいましょう。礼儀正しい心持ちは、成長への一歩へと自然に繋がります。

これらのポイントを意識することは、部下(聞く側)の土壌を整備することになります。まずはグラウンドが整備されていなければ、どんなに高度な技術を伝えても、身につくことにはなりません。また、彼らの土壌(ベース)を整えてから始めれば、同じものごとであっても身につく速度や深度が変わります。

ここは、伝える側が「我慢する」という話ではなく、指導する、伝えるとはそういうものだという「理解」から始めましょう。そうすると部下の小さな変化に気づきます。やがて彼らの大きな成長に繋がります。必ず。

快晴のなかのひこうき
快晴のなかのひこうき