売り方、見せ方の難しさ

様々な街中を歩き、いろいろと刺激を受けてきました。ある場所では移動販売車を発見して「おにぎり」を購入したりして・・・。

販売している人にいろいろ聞いたところ、保健所の許認可は「米飯」の取り扱いはなかなかハードルが高いそうで、そんななかおいしいおにぎりを販売して頑張っている方でした。

創業する人のなかには、移動販売車を活用した事業展開を考えている人もいますが、売り方、見せ方に加えて、売る人の対応もとても大切だなぁ~と感じました。

おにぎりを売る移動販売車。オーナーの許可を頂きました。
おにぎりを売る移動販売車。オーナーの許可を頂きました。

おにぎりを購入した後は、場所を変えて、斬新な店舗に改装したお肉屋さんをチラッと見てきました。近くに、本当に数メートル近くに行っても、どこにお肉屋さんがあるのかわからないほどの店舗でした。

ところが、店舗の前に立つと、何となく買っていきたい気持ちになります。(^-^)とっても小さくて、おしゃれな店舗なんですが、嫌味が無く、見やすいレイアウト、ショーウインドウになっていて・・・だけど対応しているのは、年配のお父さん(^-^)そうですよくいる肉屋さんのお父さん!なんとも言えない雰囲気に、思わずちょっとお店の中まで入っていってしまいました。

名のある店舗コンサルタントの方が指導された店舗だそうです。むむむむぅ、すごいなぁ~!!

創業者の方々、中小企業の経営者の方々、みんな必死で頑張っています。そんな方々のお力に少しでもなれたら・・・少しでもなりたい!遠くに霞み、優雅にそびえる富士山を見ながら、そんな熱い気持ちになりました!!

鮮やかに霞む富士山
鮮やかに霞む富士山

神奈川県の中小企業支援なら・・・

早くも、もう10月末なんですね。暖かい日が2日続いたので、あまり意識していなかったのですが、もしかして「秋も深まり・・・」なんていう頃でしょうか(笑)

日暈(ハロ現象)にもう少し(^-^)
日暈(ハロ現象)にもう少し(^-^)

太陽の周りに環が出来たりして、暖かい!!ですが明日からは秋らしい気候(少し寒い)になるそうです。本当に身体が気候の変化に対応しきれずに風邪をひいてしまいそうです。手洗い・うがいが必須です(^-^)

この時期にもかかわらず、汗なんて少しかきながら、中小企業の経営者の方々、金融機関の方々、その他支援機関の方々などと、お会いして、刺激を受けながら毎日を過ごしています。

安定的な事業継続性を確保するためには、業績を向上させるためには「経営者が自ら楽しんでいるか」ということも大きなポイントのひとつだと聞いたことがあります。その点においては、あっち行ったり、こっち行ったりしながら、私自身は楽しんでいるわけですが・・・

もちろんすぐにではないですが・・・そのうちに・・・

「神奈川県の中小企業支援ならウィステリアにお願いしたらいいんじゃないか?」、「とりあえずよくわかんないけど、ウィステリアに聞いてみたらいいんじゃないか?」と言われるようなウィステリアになれればいいなぁ~と思っています(^-^)

それにしても、今日も暖かい一日でした。明日は秋らしくなるとのこと。皆さん風邪などひかぬように、頑張っていきましょう!!

中小企業が利益を上げるコツのひとつ

「事業は人なり」とは松下幸之助氏の言葉です。広く一般には「企業は人なり」と使われていますよね。

なかなか利益が上がらない、と悩む中小企業の経営者の方は多く存在します。どんな中小企業でも「利益を上げる」というよりは「利益が上がる」コツがあります。

そのひとつとしては、「従業員の話を聞く」ということが言えます。「は?」と、お思いかもしれませんが・・・。

今日も、とある企業さんにお伺いしまして、従業員の方々(7~8名)とミーティングをしました。ミーティングといってもこちらから何か決めつけて、依頼することはありません。「普段の業務のなかで、何か感じていることはありますか?」と聞くだけです(^-^)

あとは、従業員の方々が発言しやすいような空気を作り、相槌を打ち、時々は話がネガティブな方向に進まないようにミラーリングをしたりしながら・・・

すると、どうでしょう(^-^)。出るは、出るは、前向きな意見が目白押しです!今日は、「そんなに一度にはできないからまずは、ひとつふたつから始めましょう」などと言いながら、改善のスピードを抑制したぐらいに活発な意見が出ました。

実はこれは、今日お伺いした企業に限りません。どこの企業にお伺いしても同じような場面に遭遇します。幾つもの中小企業で同じような場面を見てきました。よく考えてみれば・・・そりゃあそうですよ。誰だって「会社が潰れるように」なんて思って仕事している人はいないわけですから。

「事業は人なり」

事業あっての人であり、人があっての事業であり。人が仕事をしやすい環境を自ら作り出したときに、利益が出ないわけがないのです。

それにしても10月末だというのに暑さを感じる一日でした。先日ホットコーヒーに変わったばかりなのに、今日はアイスコーヒーを頂きました。ごちそうさまでした。

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事業計画策定セミナーやります

足柄上商工会さんで事業計画作成セミナーやりますよぉ

もう今週末の話ですけど(*_*;

事業計画作成セミナーのチラシ
事業計画作成セミナーのチラシ

事業計画作成セミナーとはなっていますが、内容としては「事業を見つめ直す」=「自分を見つめ直す」ことをポイントとする予定です。

もう今週末の話ですけど(*_*;

自分も含めて、「経営者」「事業者」は日々に追われて過ごしてしまいがちです。そういう時にはやはり、立ち止まって考えること、つまりは現状認識、現下の状況把握、実態把握が必要です。

なぜか意味もなく「焦っている」時ってありますよね。まぁ、その状態が「追われて過ごしている」ということなのでしょうが・・・。

現状を見つめ直したら、次は、フォワードルッキング(未来的志向、先行きを見据えた)が必要です。フォワードルッキングアプローチ!

ああ、セミナーの準備を進めなければ・・・(^-^)

平成28事務年度 金融行政方針

10月21日に金融庁より「平成28事務年度 金融行政方針」が公表されました。

http://www.fsa.go.jp/news/28/20161021-3.html

今回の金融行政方針の柱のひとつに「金融機関のビジネスモデルの転換」というものがあります。金融機関にとっては、なかなかのインパクトかもしれませんが、個人的には、金融庁が従来から掲げている方針をより具体的に、直接的に掲げただけ、という印象を持っています。これについては、日経新聞の記事に妥当な印象を受けました。

日経新聞の記事http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF21H1H_R21C16A0EA1000/

私見ですが、金融機関の融資担当者など、これまで融資に関わってきた方々の多くは、かなりの方向転換と感じる方もいるのではないかと感じています。先日、金融庁の日下地域金融企画室長に質問する機会に恵まれ、思い切って「査定などの基準(ミニマムスタンダード)を順守するという(形式)ことではなく、今回の金融行政方針を受けて、果たして本当に金融機関(のビジネスモデル)は変わるでしょうか?お考えをお聞かせください。」とお聞きしました。今にして思えば、随分と乱暴な質問と思いますが・・・。

これに対して、日下地域金融企画室長の回答は「これまでの自己査定を軸にした金融行政の定着には10年掛かった。ですが、10年で一定の定着を見た。基準(ミニマムスタンダード)がなくとも、必ずや金融機関は変わると思いますよ。」という趣旨のものでした。また「金融機関の収益に関わること(ビジネスモデルの転換の必要性)だと金融機関が気づけば、意外に早く変わると思います。」と仰っていました。

それは、所謂地域金融機関はここで自らのビジネスモデルの転換を図らなければ、やがて顧客に選択されなくなり、淘汰されますよ、と言っているように私は感じました。ひと昔前には「金融機関は潰れない」という時代もありました。「金融機関は多すぎる」と言われ続け、それでも「公共性の高い」金融機関ですから、淘汰されるにしても緩やかに・・・、徐々に・・・と考えてしまいがちです。

でも、少しじっくりと考えてみると、意外に早い段階で、「顧客の取捨選択」は押し寄せてくるのではないかという「危機感」も感じています。

中小企業の過去の財務数値だけではなく、本業に関わる実態把握、将来性を検証していく必要性、またそれが可能な金融機関職員の育成の必要性は、かなり高いと感じています。しかしながら、現時点において、それらは金融機関にとって、しばらくは「コスト」でしかありません。そのコストをかけてでも金融機関自身の将来に繋げていく決断ができるかどうか=ビジネスモデルの転換に着手できるかどうか。いよいよここは、今後10年の金融行政のターニングポイントではないかと感じています。

地域金融機関は、「金融仲介機能の質の向上」という部分において、中小企業をはじめとした地域の方々に自らの信任を問う時期が近いのかもしれません。

ほらね・・・やっぱり・・・以前にもブログにアップしたように、成熟した社会は「結果主義」から「過程主義」に転換しつつあるのだと思います。

杉本

 

Japan Robot Week 2016@ビックサイト

昨日、ロボット展示会を見に東京ビッグサイトへ行ってきました。

http://biz.nikkan.co.jp/eve/s-robot/

産業用ロボットの進化が著しい。

防犯ドローンなんてもはや近未来のよう…

セコムの防犯用ドローン
セコムの防犯用ドローン

サイバーダイン社、長年陰ながら応援しています(出身校びいき)。

筑波大学ベンチャー(サイバーダイン社)の医療用下肢ロボット
大学ベンチャー(サイバーダイン社)の医療用下肢ロボットHAL

 

癒し系ロボットもかわいいですね。

厚木市のロボットアイドル
厚木市のロボットアイドル
子供向けとは思えない
子供向けとは思えない

ロボットの展示会は行くだけでテンション上がります!

(実は、この日は某有名アイドルさん(男性)がTV取材で展示会に来ていまして、女性陣はまた別の意味でテンション上がっていました。アイドルさんが近くのブースに来たときは、私も相当凝視していました…)

一部のブースでは販売も行っていまして、今回は室内ヘリを買ってしまいました…息子は大喜びでした。翌日に早速飛ばして、柱に激突させてましたが…。よかったよかった。

室内用ヘリコプター
室内用ヘリコプター

昨日のビックサイトでは、洗浄総合展(工業用の洗浄機器の展示会)、ものづくりマッチングJapanも開催されてました。そっちもバッチリのぞいて、ブースで開催されているミニセミナーにも参加。わたくし、その辺りのところ本当に不勉強なので、大変ためになりました。

・土壌汚染対策は今後途上国でもとても重要。今現在は法整備されていない国でも、遡りで適用されるので、細心の注意が必要。

・レーザー加工機の可能性がすごい。そんなこともできるのか…、と感心するばかり。

以上、自分の備忘のためのメモ。

オリオン座流星群

今宵はオリオン座流星群がよく見える日だそうです。前後数日間も見えなくはないそうですが・・・。オリオン座流星群は太陽から640光年離れているそうで・・・今宵見える流星群も今から640年前の流星の光だそうです。なんかとても不思議ですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161021-00010000-sorae_jp-sctch

640年前は西暦1376年。日本は室町時代あたりだそうです。(^-^)

おかげさまで、忙しく日々を過ごしていますが、帰り道に夜空でも見上げてみましょうか。東の空のほうだそうです。

選手を悪く言っちゃダメでしょ

ちょっと厳しい話をしますね。

スポーツの世界では・・・試合に勝っても負けても、選手のことを悪く言う指導者は・・・指導者の資格無しだと言われているそうです。

経営者も、例えば自分の後継者たる子息のことを、第三者に悪く言うのは・・・ちょっとどうかと思いますし、特定の社員の名を出して「センスが無い」とか、「レベルが低い」と言うのも・・・ちょっとどうかと思います。

なぜなら、そのような話を聞いた第三者は、「人を育てることが出来ない経営者なのかなぁ」と感じるはずです。或いは、「社内に、育成の空気感が無いのかなぁ」と感じるはずです。直接的に申し上げると「経営者の経営能力不足」と判断しかねません。

10匹の蟻の例え話もありますが、大企業にもなると「使えないやつは他部署に飛ばせ」という上司もいるようです。でも、経営資源が決して多くはないのが中小企業です。

人を如何に育て、如何に最大限のパフォーマンスを導き出すか!そこに経営の醍醐味のひとつがあるのではないかなぁ~、と思います。

朝からぶらぶらしながら、そんなことを考えていました。

高村光太郎の記念碑「正直 親切」 新幹線とブルートレインのレリーフ
高村光太郎の記念碑「正直 親切」 新幹線とブルートレインのレリーフ

 

親子経営は確かに悩ましいですね

親子経営についての本を先日読み終えたばかりなんですが、気が付けば先週から今週にかけてお伺いした中小企業は、親子経営の中小企業ばかりでした。

社長である親と、役職があったりなかったりですが同じ会社で業務に従事する息子さん。皆さん同じような雰囲気でした。

息子さん

① 自分なりに数字での分析を行なっている

② 利益の出ていない部分は除去したい

③ 事業が進むべき軸を絞りたい

社長

① 数字だけでは語れない経緯がある

② 利益を求めて、信用を損なうリスクを負いたくない

③ これまでの事業を踏襲して、より強固にしたい

傍から、親子の意見を見聞きしていると、同じことを言っているけれども、そもそも意見を噛みあわせようとしていないのかなぁ、と感じることもあるほどです。また、共通して言われるのは「第三者がいないと喧嘩になる」ということです。とても楽しいです。ちなみに、そのくらいの関係でないと事業は改善しません。それ以上でもダメですが・・・。

「お前はわかっていない」と社長が言えば、「わかってないのはそっちだろ」と言い返す感じです。どうすればいいのか・・・それは、「親子」とすれば「子」のほうが柔軟に対応することから始まります。「子」は、「親」が納得する、或いは一定の理解を得るまで、切り口を変えながら説明を繰り返すことです。説明を繰り返すこと(オートクライン)で、自分自身を見つめることにもなるし、客観的な要素も加わります。「気づき」が起きます。したがって、経営判断が、より研ぎ澄まされます。

親子だからこそ、正面切ってぶつかっても弾きあって相容れないものです。しかしながら一旦並んで前を向けば、その時の強さは親子ならではのものが発揮できるはずです。

それにしても・・・楽しかったです。目の前ではじまる話し合い(言い合い?)を、あちこちでじっくりと聞かせていただきました。学ぶべきことがたくさんあります。

弊社事務所からの青空
弊社事務所からの青空