金融調整(金融機関間調整)

昨日、コンサルタントの方々向けに「金融調整」について、お話しさせていただく機会を頂きました。「金融調整」とは、企業支援のなかで銀行からの金融支援(融資条件)を調整すること、と言えるでしょうか。

支援協の資料で説明
支援協の資料で説明

銀行に勤めていた経験を踏まえて、銀行の基本的な考えと、独立してからの視点と、両側の視点から感じたことをお話ししてみました。

痩せなければ・・・
痩せなければ・・・

金融調整は「目的」ではありません。本業の改善と事業継続性の確保のために金融調整があるわけで・・・。中小企業の実態を把握し、経営者とともに課題を抽出し、改善に向けた改善施策を立案し、如何に実行していくかが大事なわけです。

てことは、やはり経営者とサポートする側のコミュニケーションがキーになるわけです。

やっぱり痩せなきゃ・・・
やっぱり痩せなきゃ・・・

頑張るぞぉ~、と思っていると・・・きれいな夕陽に遭遇!!

富士山も見えますね
富士山も見えますね

当たり前なことに、小さなことにも気づいて感動していきながら、中小企業の皆さんのお役に立てるように頑張りましょう!!

 

創業者向けセミナー@足柄上商工会

昨日は、足柄上商工会にて、創業セミナーがありました。足柄上商工会の創業セミナー、先週と今週の2週連続で開催しておりまして、先週は弊社杉本が担当。

杉本セミナー
杉本の事業計画策定セミナー

昨日の第1部は中小企業診断士の津山先生による新規顧客の作り方。津山先生、はるばるお越しくださいましてありがとうございました!

津山先生のセミナー
津山先生のセミナー

 

お話を聞いているうちに、弊社ももっと営業せねば!という気持ちにさせられました。セミナー冒頭に、自社の営業の現状を振り返る、というパートがあり、そこで「昭和の営業」であることが判明した㈱ウィステリア…営業効率を上げるための方法を論理的に学びましたので、弊社もこれからは昭和の営業から脱却できることでしょう!

 

第2部では、わたくしが財務のお話をしました。

藤村の財務セミナー
藤村の財務セミナー

普段、創業者向け財務セミナーでは、経理の話と決算書の話をするのですが、昨日はそれに加えて資金繰りの話をしてみました。短時間でお話ししたのでちょっと乱暴な言いっぷりでしたが、資金繰り管理は四の五の言わずに取り組んだ方がいいと思うのでかなり簡略化しつつも実践的なお話をしました。昨日は、創業者だけでなくて創業して10年くらい経っている人や老舗企業の2代目なども参加していたので、すぐに実践くれるといいなぁ、と思っています。

中小企業の経営者に求めるもの

中小企業の経営者に求めるものとして、同時に創業者の方々に求めるものとして、「想い」というものを、ことあるごとにお伝えさせて頂いております。

ある金融機関の担当者の方とお話しする機会があり、「想い」とは別に中小企業の経営者の方々に求めるもの、必須なものとして「器」という話がありました。

「器(うつわ)」ってなんだよ!!って言いますと、「器量」ですね。際限のない、広く大きな「器量」ですね。経営者の「想い」があって、「器量」の広く大きな経営者により、事業は拡大し、或いは安定的に維持・継続していくものです。

「器量」とは、①ある事をするのにふさわしい能力や人徳。「指導者としての―に乏しい」。 ② その人の才徳に対して世間が与える評価。面目。多く、男性についていう。という意味があるそうです。これまた経営者の方々の腑に落ちるように説明し、納得して頂けるようにするには、なかなか難しそうです。

「あーーーー、あーーーー、社長ぉーーー」と言うことが少なくなるように、じっくりとお伝えしていきたいですね。

 

結果主義から過程主義に

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10月なのに・・・今朝もまだ咲いています朝顔!

最近、世の中の流れが「結果主義」から「過程主義」に移行しつつあると感じています。中小企業の経営者の方々にお会いすると、ほとんどの方が「結果主義」です。悪いことではありません。世の中が成長基調にあるときには「結果主義」は企業を前に向かせます。

でも、「平成」に入ってからは・・・リーマンショック、東日本大震災などを経て、様々な場面で、ゆっくりと「本質」に向き始めています。売上が上がれば、利益が上がれば、それでいいのか。事業継続性の維持のために求めるものは結果主義か。

各メーカーにしても、金融業界にしても、中小企業にしても、結果主義から過程主義にとは、随分前から皆が口にしていたことだと思います。それが最近は目に見える形で動き始めています。

先日、創業者の方と話す機会がありましたが、やはり結果として見えるものを組み立てるよりも、その結果を導き出すために、如何に足元を見つめて起業することが出来るかが大きい、と言っていました。

結果主義から過程主義。口で言うのはたやすいですが、評価方法、検証方法や、管理方法など、かたちを作っていくことは容易いことではありません。

経営者の方々とともに、一緒に頑張っていく、やりがいのある時期になってきたのかもしれません。