資金ショート

いきなり苦しい話ですが・・・、独立後、中小企業の社長さんに個人的に呼ばれることがあります。行ってみると、「今月末には資金ショートしそうなんだけど、どうしたらいいか。」と言われることがよくあります。銀行の融資窓口ではないし、資産家でも、顔はインドネシア系ですがアラブの富豪(古い?)でもないので、「資金が足りない」と言われて現金を目の前に出すことはできません。でも、中小企業の社長さんの力になることはできます。

もし、中小企業の社長さんが資金ショートしてしまうのではないか、と思ったら、まずどのように考えてほしいか。それは「いくら足りないのか」を「円単位」で計算してみてください。

私が呼ばれていき、「今月末で資金ショートしそうなんだ」、「いくら足りないのですか?」と聞くと大抵は百万以上の単位です。「4百万円」とか「10百万円」とか・・・。金額の多さを言っているのではないですよ。実際の不足額はもっと細かなはずですよね。事業を行なっているわけですから、そんなにスッキリした金額ではないはずです。だから、せめて万単位でもいいので金額の確認をするようにお願いします。

どうして「円単位の把握」をお願いするかというと、「円単位の把握」をするということは、単純に、本当に細かく「資金繰りを見る」ということに繋がるからです。「資金がショートしてしまう」という本当に切迫した状況の中で、最善の行動を探すためには、まず詳細な要因の把握が必要だからです。

世の中には、やみくもに「金融機関からは借りれるときに借りたほうがいい」と進める方もいますが、本当に限られたケースのみです。

ちなみに・・・「資金ショートしそうなんだけど」と呼ばれて、私が行って、本当に資金ショートして事業が立ちいかなくなった企業は一社もありません!それは私が優秀だから(笑)ということではなく、そうならない理由があるのです。それは機会があれば、また書きたいと思います。

もし、資金が不足しそうだと感じたら、いつ、いくら(円単位)足りないのか、まずそれを把握してみてください。

money_yuushi

 

 

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