心理学者アドラーの言葉を経営、組織改革に置き換えてみる その1

心理学者のアドラーの「苦しみから抜け出す方法」を「人」ではなく「法人(経営・組織運営)」に置き換えてみる。

「アドラーの心理学」Wikipediaより

①「暗い」のではなく「優しい」のだ。「のろま」ではなく「丁寧」なのだ。「失敗ばかり」ではなく「たくさんのチャレンジをしているのだ」 ⇒ネガティブからポジティブへ。ポジティブシンキングが前進の扉を開く。

②子供にとっては家族が世界のすべてなのだ。親に愛されなければ死ぬしかない。だから子供は親に全力で愛されようとする。その時に取った命がけの戦略がそのまま性格形成になる。 ⇒従業員にとっては経営者・会社が世界の全てなのです。経営者との信頼関係の構築を礎として行動が決定される。それが従業員の性格形成に繋がる。従業員は経営者の鏡であることを認識せよ。

③「よくできたね」とほめるのではない。「ありがとう、助かったよ」と感謝を伝えるだ。感謝される喜びを体験すれば自ら進んで貢献を繰り返すだろう。 ⇒経営者や会社の「役に立っている」という事実が確認されれば従業員の自主性が育まれる。したがって、経営者は従業員に対して「感謝」を明確に伝える必要がある。それが「成功体験」「達成感の醸成」となる。

④苦しみから抜け出す方法はただひとつ。他者を喜ばせることだ。自分に何が出来るかを考え、それを実行すればいい。 ⇒経営者や顧客に喜びを与えた実感を得ることが出来れば、従業員は自ずと「何をすべきか」を考え始める。

⑤人の心理は物理学とは違う。問題の原因を指摘しても、勇気を奪うだけだ。解決法と可能性に集中すべきだ。 ⇒「結果論」で語ることや「出来ない理由」を並べても、モチベーションが低下するだけである。いま手始めにやるべきこと、出来るには何が必要かを話し合う機会が大切だ。

全部で20項目あるが、今回はまず5項目を。(^-^)残る15項目は、またの機会に。(^-^)