心理学者アドラーの言葉を経営、組織改革に置き換えてみる その2

心理学者のアドラーの「苦しみから抜け出す方法」を「人」ではなく「法人(経営・組織運営)」に置き換えてみる。その2。

⑥ 子供は感情でしか大人を支配できない。大人になってからも感情を使って人を動かそうとするのは幼稚である。 ⇒感情で人を、組織を動かすと一過性のものしか生まれない。

⑦ どうしたらみんなを喜ばすことが出来るかを毎日考えるようにしなさい。そうすれば憂鬱な気持ちも吹き飛んでしまいます。反対に自分のことばかり考えていたらどんどん不幸になります。 ⇒取引先(顧客)の喜ぶこと、社内の他の従業員が喜ぶことを考え、行動する。遠回りに見えるが利益への近道である。

⑧ 重要なことは人が何を持って生まれたかではなく、与えられたものをどう使いこなすかである。 ⇒現状認識を深め、いまある経営資源のパフォーマンスを最大限に引き出そうと考える。

⑨ まず無理だと思ってもやらせてみる。失敗しても「今度は上手く出来るはず」と声を掛けることが大切。 ⇒組織は信認、認知で大きく変わる。結果のみではなく、チャレンジを如何に認められるか。

⑩ 楽天的でありなさい。過去を悔やむのではなく、未来を不安視するのでもなく、現在だけを見なさい。 ⇒想いや考えは少なからず自ずと結果に反映される。ビジョンを描き、いまできることに集中する。