経営者の相談に際し、「原点回帰」と簡単に口にしたくない気持ちがあります。起業する人が、起業にあたり必ずしも「突き詰めて考える」ことをしていないということもあり、「原点回帰」と言っても、「どこに戻れば良いのか」とはっきりしないケースが少なくありません。
「12年やってきました」「3年やってきました」という経営者に初めてお会いして、いろいろとお話を聞かせて頂いたうえで
「仮に、売上とか、利益とかを横に置いて(考えないで)、どんな事業をしたいですか?」と投げ掛けてみます。
すると、「もし今始めるとしたら・・・」と話し始め、そこで「何のために事業をするのか」ということにあらためて気づいたりします。これは自発的な「原点回帰」かと思います。
相談終了時に「なんかちょっと見えてきた気がします」と改善の糸口を掴んだような発言を頂くと、ホッとするのは言うまでもありません。
それにしても暑い日が続きます。夕方でも暑い。