業績が低迷し、苦しむ中小企業の経営者は今月の資金繰り、今週の資金繰り、明日の資金繰り・・・など、近視眼的な思考に陥っていることがほとんどです。
マーケティングにおいて「近視眼」とは「マイオピア(myopia)」というそうです。
マーケティングマイオピアとは、中小企業の組織全体が顧客のニーズ(真意)を把握せずに一方的な思い込みで戦略を立てることで生じるデメリットのことだそうです。
中小企業経営者の経営にも当てはまることです。資金繰りが厳しきなり、明日の売上を気にするようになると、そもそも何のための事業なのかを見失い、中長期的な視点を持てなくなります。
何のために事業があるのか、その想い、信念をベースとして、消費者をはじめとして社会に如何に貢献していくか、という部分無くして、本来の売上は上がらないものです。軸を外れた事業は、徐々に低迷し、やがて衰退してしまいます。