カテゴリー別アーカイブ: 業務日記

どこまでも中小企業支援

本当は、どこまでも経営者に寄り添うかたちで中小企業の支援を継続していきたい、というのが本望です。

様々な状況によって、中小企業に対するサポートを終了するということがあります。誠心誠意サポートしても、企業が改善しないこともあるかも知れません。経営者がサポートは不要と考えることもあるかもしれません。

おかげさまで、今はサポートしている中小企業のほとんどが僅かながらも改善の傾向にあります。変化が起きている企業がほとんどです。

目先の急激な改善は、急激な落ち込みになりかねないリスクをはらんでいますから、じっくりと、着実な改善を図っています。

そんななか、中小企業の改善に欠かせないことのひとつが、サポートする我々に一定以上の『熱量』があることと、改善を進める経営者に『熱量』があることです。

事業の継続性を確保していく場面では、ところどころで「人と人との繋がり」がキーになる時があります。そこで『熱量』が足りなければ、手の届くところまで来ている改善の一歩をうまく踏み出せません。

ちょっと「えっ?」と感じてしまうほどに熱くなる時もあります。そこから改善の一歩が始まると思えば、サポートする側としては、自分が経営者であると勘違いするほどの、ときにはウザイくらいの『熱量』が必要なのかもしれませんね。

今日も月が大きいです。

今夜の月 (スマホの人は横になっているかも・・・)
今夜の月 (スマホの人は横になっているかも・・・)

中小企業の潜在能力を引き出す

中小企業には、ここまで事業を継続してきた潜在的な事業力があります。それぞれの強みを上手く活かすことが出来ずに悩み、苦しんでいる中小企業は少なくありません。

厳しい事業環境にある企業は、ついつい結果から現状着手すべきことを導き出そうとします。

自社の現状の把握、客観的な視点での見つめ直し、原点に立ち返ることからスタートするべきです。

足元の状況の改善のために、結果を急ぎ、前のめりになりがちです。そこで焦っては改善には繋がりません。多少イライラするくらいに見つめ直しが必要です。

本質的な課題を見つけ出すことが、改善への、安定的な事業継続への近道であることは言うまでもありません。

弊社事務所からの夕陽 スマホだと逆さになってしまっているかもしれませんが・・・
弊社事務所からの夕陽 スマホだと逆さになってしまっているかもしれませんが・・・

事業承継セミナー in新松田

この投稿、随分と寝かせてしまいました・・・

先月末(!)、足柄上商工会にて、事業承継セミナー2本立てを行いました。ええと…ようこそここまで(なぜここまで来てくれたのかな)…という2人の講師にお話しいただきました!!

事業承継セミナー①染谷先生 後継者をいかに育てるか
事業承継セミナー①染谷先生
後継者をいかに育てるか
こんなにたくさん!!
こんなにたくさん!!
事業承継セミナー②金子先生 資産承継について
事業承継セミナー②金子先生
資産承継について

お2人とも

・事業承継に取り組む重要性・メリット

・事例、世の中の動向

・取り組み方のイメージ

・まず、今すぐに何を行ったらいいのか

について話していただきました!分かりやすい!

事業所の方からは「自分のことを言われているようで耳が痛いところもあった。今すぐ実践しなければ!」との話も。

「すぐ効くクスリ」と「じわじわ効くクスリ」を同時に処方できる講師というのは、本当に稀有な存在です。

染谷先生、金子先生、ありがとうございました!

ビューンと行って、ビューンと行って!

午前中にビューンと行きまして、午後にビューンと行きまして・・・

もうすぐ夕焼け
もうすぐ夕焼け

そしてビューンと帰ってきました(^-^)・・・と、言っても神奈川県内なんですが・・・(^-^)久しぶりに海を見たような気がします。

創業でも、事業改善でも、自分を見つめ直すこと、自社を見つめ直すことから始めるべきです。いろいろな視点から見つめ直すこと無くして、改善や、販路開拓は前に進みません。

まずは現状を自分自身が再認識することから始めましょう。

事業を継続するためには育成が必要

経営者や上司、リーダーの立場で、社員や部下や後輩を『育成』するには「時間」が掛かります。今日明日で出来ることではありません。だからこそ、伝える立場の人間には留意してほしいことがあります。『育成のポイント』を思いつくままに・・・

① 性善説でいく

金融機関出身だからなのかは不明ですが、伝える側は性悪説に立脚しがちです。だからあえて性善説でいくのです。部下を信頼することが出来なければ、部下に「信頼されている」ということが伝わらなければ、何も始まりません。

② 気に掛けていることを気づかせる

気配りといいますか、良い意味で「見ているよ」ということに気づかせなければなりません。「風邪ひいてないか?」「無理するなよ」など、ちょっと声を掛けてあげるだけで、部下の動きは変わります。

③ 答えを言わない

伝える側が「正解」だと思っていることは必ずしも正解ではない、ということもありますが、こちらが当たり前だと、簡単なことだと思っていることほど絶対に言ってはなりません。「指導」的立場にいるわけですから、読んで字の如く「指し示し、導く」だけです。部下に答えを導き出してもらいましょう。その答えを共に検討していくのです。

④ 否定しない

否定しない。まずは「キャラクター(人格)」を否定しない。彼らが起こした言動について、怒ったり、否定したりしたら、またスタート地点に戻ってしまうと思って間違いありません。とんでもない言動を行なったときは深呼吸して、まずは「いいねぇ」と。そして「なぜその言動になったのか」と彼らの本心を聞き出しましょう。そこに成長の鍵が隠れています。

⑤ 礼儀を重んじる

押し付けることはなりません。ただし礼儀は少し意識してもらいましょう。礼儀正しい心持ちは、成長への一歩へと自然に繋がります。

これらのポイントを意識することは、部下(聞く側)の土壌を整備することになります。まずはグラウンドが整備されていなければ、どんなに高度な技術を伝えても、身につくことにはなりません。また、彼らの土壌(ベース)を整えてから始めれば、同じものごとであっても身につく速度や深度が変わります。

ここは、伝える側が「我慢する」という話ではなく、指導する、伝えるとはそういうものだという「理解」から始めましょう。そうすると部下の小さな変化に気づきます。やがて彼らの大きな成長に繋がります。必ず。

快晴のなかのひこうき
快晴のなかのひこうき

氷の中に約5000匹の魚・・・

北九州市のテーマパークがスケートリンクの氷の中に約5000匹の魚を埋め込んで多くの批判を浴びたというニュースがありましたよね。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161127/k10010786201000.html

「ひどい」と思うだけではなく、創業者や中小企業の方々には、よく理解してほしいニュースだと感じています。「顧客のニーズ」「市場環境」などを踏まえての「新商品」「新事業」の提供、という時には、中小企業も、このテーマパークのようなズレが生じているケースは少なくありません。

テーマパークも「皆さんに批判を浴びて、知名度を上げよう!」なんて思うはずがないですよね。

きっと、「スケートリンクの氷の下に泳いでいるような魚がいたら、まるで海の上を滑っているような感覚になるんじゃないか」「水族館に来ているような気持になれるんじゃないか」「まだどこもやっていない」「子供たちなど、スケートをしたことが無い人たちにも喜んでもらえるんじゃないだろうか」「漁港も近いし、魚と触れ合う感覚で」などなど

「来場してくれる人たちが喜んでくれる」という観点で企画は進んでいったと思いますが、企画検討を始める最初のほうの段階で、「何かを間違えていた」のか、「何かが足りなかった」がゆえに、その小さなズレが結果として大きな批判に繋がってしまったと思われます。テーマパークの人は、こんな大きな批判になるとは思ってもいなかったことでしょう。

中小企業は、新事業、新商品の提供を考えるときに、「プロダクト・アウト」の発想に依ってしまいがちです。こんなに楽しいのだから、こんなに良い商品だから、一日に何人のお客様に売れてとか、月に何社に販売できてとか・・・

それによって、世の中の批判を買うことは少ないと思いますが、その分全く売れないという結果を思い知らされることもあるでしょう。そのような結果にならないためにも、内部環境も、外部環境も、ひとつずつ積み上げながら進めてほしいと思います。

準備を進める初めのほうの段階で、自分を如何に理解し、周囲の人の意見を聞きながら、如何に客観視できるか。進むべき方向性に大きなズレを生じさせない方法のひとつだと思います。

都心では54年ぶりの初雪の今日

早朝から雨が雪に変わり、11月に初雪を観測するのは、都心では54年ぶりとのこと。

http://mainichi.jp/articles/20161124/k00/00e/040/123000c

何もこんな日に・・・とは思いながらも、雪の影響でダイヤが乱れまくる小田急線に乗りながら東へ、西へ。

一日が終わり、寒いなか事務所に向かいながら考えたのは、「仕事にせよ、なんにせよ、楽しくなければならない」ということ。

楽をしろ!とか、苦しいことから逃げろということではありません。苦しまなければならないこともあるでしょう、ですが自分自身が楽しく取り組めるものでなければ、前には進めないということです。

取り組んでいる物事が楽しくないのであれば、それは本質的に取り組めていない可能性が高く、取組み方法や、そもそものスタートに何か課題や、問題などの隘路があるはずです。楽しくないまま進んでも、結果として得るものは何もないでしょう。

どんな困難なミッションであれ、どんな簡単なミッションであれ、前向きに、ポジティブに取り組めないミッションに「成功」は待ち受けてはいません。

「現状を整理し、本当に楽しいか考えてみましょう。もし、あまり楽しくないのであれば、楽しく取り組むにはどうすればいいのか?、まずそこから考えてみましょう。」

何も不安に思うことはありません。自分が楽しむことが出来れば、必ず周りの環境も変化します。

くれぐれも・・・楽な方法を考えろ、手を抜け、人に負わせろと言っているのではありません。自分自身の最大のパフォーマンスの発揮のためには、ポジティブであれ!ということです。

雪も、寒い、滑る、電車が遅れる・・。というよりは、綺麗だ、冬を実感、と考えるだけで、楽しく一日が過ごせるものです。

せめて、人を育てようとしなければ・・・

中小企業は、経営資源が限られています。

経営資源とは「人・モノ・金」それに「情報」と言えます。

事業成長のためには限られた経営資源をどうしたら増やせるかと思いを巡らせるのは当然ですが、その前段として、限られた経営資源をいかに有効に活用し、最大限のパフォーマンスをいかに導き出すかがポイントとなってきます。

人が限られている、手元資金が限られている・・・そんな環境の中で事業を成長させるには、事業を展開しながら最大のパフォーマンスを導き出すほかありません。

人材が揃っていないからといって、闇雲に人材を切り捨て、入れ替えようとしても事業は成長しません。

手元資金が足りないからといって、闇雲に借入で資金調達しても、事業は成長せず、むしろ債務負担が増加し、苦しむだけです。

では、今いる人材に最大限のパフォーマンスを発揮してもらうためにはどうすればいいか、それは、まず経営者が従業員の声を聞くことです。従業員の声を聞き、活かし、あるべき方向性を指し示すことです。ここで勘違いしてはいけないのは、「言うことを聞く=言いなりになる」ことではありません。

従業員の声を聞き、事業の方向性に反映させながら、従業員の意気を束ねていくことが経営者に求められる手腕となります。ただ命令する、切り捨てる、入れ替えるだけでは、前には進みません。

せめて、「人を育てよう・・・」という気概が無ければ、事業の継続性は維持できないでしょう。

 

円滑な金融仲介機能の発揮

ここ数日間、金融機関の方とお話しする機会が続きました。それは挨拶を兼ねた打ち合わせから、中小企業の方を交えた金融調整の場面まで、様々シチュエーションでした。

銀行を退職し、コンサル(コンサルという響きはいまいちですが(^-^))として外部から見ていると、また違った視点で金融機関を見ることが出来ます。

金融機関が果たすべき「円滑な金融仲介機能の発揮」とはなんでしょうか?どのような要件を踏まえた、備えたものでしょうか。銀行員時代から、「果たしてこれが金融機関としての中小企業支援なのだろうか?」、「円滑な金融仲介機能なのだろうか?」と疑問に思ってきたことではあります。

「目利き能力」「事業性の維持」「事業の実態把握」・・・そして今、「事業性評価」「担保・保証に依存しない貸出」・・・

言うは易し、行なうは難し

わかります。金融機関としても、組織としても難しいことはわかります。だがしかし、中長期的な視点に立って、足元の利潤追求という近視眼的な判断から、将来的な事業安定のための中小企業支援、地域貢献を考えて頂ければ・・・と思うところもあります。

中小企業の経営者は、事業をオープンにする必要があります。つい数年前とは、環境が変化しています。見せないことでのメリットはほぼないです。見せることで事業を理解して頂く、その先に金融機関の「円滑な金融仲介機能の発揮」があります。

大袈裟に難解な話ではありません。互いに理解しあうところに適宜適正な協力関係が存在するのだと思います。

金融仲介機能のベンチマーク

平成28年9月15日に金融庁より公表された「金融仲介機能のベンチマーク」。共通ベンチマークと選択ベンチマークの項目があります。

選択ベンチマークの「(1)地域へのコミットメント・地域企業とのリレーション」と「(3) 本業(企業価値の向上)支援・ 企業のライフステージに応じた ソリューションの提供」はより本質的な銀行のビジネスモデルを見つめ直すベンチマークだと感じています。

そして、「金融機関が、取引先企業の事業の実態をよく理解し、融資やコンサルティングに取り組むことによりそのニーズや課題に適切に応えていくことは、企業の価値向上や生産性向上を通じて我が国経済の持続的成長につながるとともに、金融機関自身の経営の安定にも寄与するものである。金融機関においては、ベンチマークの趣旨や目的をよく理解し、企業の価値向上等に資する金融仲介の取組みの実績を着実に上げていくことを期待している。」と金融庁は明示しています。

公共性が高い金融機関でありながら、バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災などを経て、結果として、利益追求が色濃く出ている金融機関も少なくないと感じています。しかし、利益追求が前面に出てきたとき、金融機関としての事業の安定基盤の構築は遠のくものです。

創業者相談などの時に「何のためにこの事業を行なうのですか?」と問うことがあります。MissionとVision、そして経営理念。回り道が最も近道であることは往々にしてあることです。

昨日、夕焼け空のひこうき雲を見ながら、いろいろと想いを巡らせていました。

弊社事務所から夕焼け空とひこうき雲
弊社事務所から夕焼け空とひこうき雲