「経営改善計画を策定する」ということが目的となってしまい、その意義が見失われている、と最近感じるのは、計画を策定したにもかかわらず、その後、変化が見られない中小企業にお会いすることが多くなっているように思うからです。
経営改善計画を策定し、その後企業が劇的に改善され、良化したなどに限らず、なにかしらの「変化」が見られてしかるべきだと思っています。しかし、現実にはあまり「変化」が見られない企業が多いのです。
金融庁は「企業との課題共有のための対話を実施」することが必要であると言っています。
中小企業と、金融機関と、支援機関と、士業などの専門家の4者が、一体となったモニタリング、実行支援が経営改善計画の本質的な意義だと思っています。
これにより、経営者の意識が変化する、金融機関、支援機関、士業などの専門家のノウハウが蓄積され、スキルがアップし、さらなる中小企業支援に向かう、というのが理想であり、「できない」ことではないと感じています。
珍しく都会のど真ん中を歩きながら、いろいろ考えていました。上ばかり見て、完全に田舎者とバレていましたが・・・(^-^)