ここ数日間、金融機関の方とお話しする機会が続きました。それは挨拶を兼ねた打ち合わせから、中小企業の方を交えた金融調整の場面まで、様々シチュエーションでした。
銀行を退職し、コンサル(コンサルという響きはいまいちですが(^-^))として外部から見ていると、また違った視点で金融機関を見ることが出来ます。
金融機関が果たすべき「円滑な金融仲介機能の発揮」とはなんでしょうか?どのような要件を踏まえた、備えたものでしょうか。銀行員時代から、「果たしてこれが金融機関としての中小企業支援なのだろうか?」、「円滑な金融仲介機能なのだろうか?」と疑問に思ってきたことではあります。
「目利き能力」「事業性の維持」「事業の実態把握」・・・そして今、「事業性評価」「担保・保証に依存しない貸出」・・・
言うは易し、行なうは難し
わかります。金融機関としても、組織としても難しいことはわかります。だがしかし、中長期的な視点に立って、足元の利潤追求という近視眼的な判断から、将来的な事業安定のための中小企業支援、地域貢献を考えて頂ければ・・・と思うところもあります。
中小企業の経営者は、事業をオープンにする必要があります。つい数年前とは、環境が変化しています。見せないことでのメリットはほぼないです。見せることで事業を理解して頂く、その先に金融機関の「円滑な金融仲介機能の発揮」があります。
大袈裟に難解な話ではありません。互いに理解しあうところに適宜適正な協力関係が存在するのだと思います。