何百という中小企業の決算書を見ていますが、事業を継続していくうえで、効果的な資金の調達ですね、と思える借入金はそんなに多くはないです。
えっ!?と思われるかもしれませんが…>_<
要因は大きくふたつ
ひとつは、中小企業の経営者の方々は、「とりあえず」か「仕方なく」で借入をする場合がほとんどであるため。
もうひとつは、金融機関が融資をする場合に、ほぼ「返して頂けるか、返して頂けないか」の目線のみで融資をするため。
どこの中小企業がいけないとか、どこの金融機関がいけないということではなく、中小企業から見れば「金融機関からの資金調達」、金融機関から見れば「中小企業への資金供与」の考え方(「文化」といいますか)が偏っているからなのだと思います。
お互いに、中長期的な視点でやりとりすれば、お互いに健全な借入となるはずなのになぁ、と思います。