コンサルの言うこと聞いてるからダメなんです!!

近頃の書籍タイトルにありそうなキャッチーな見出しですが。「医者には行くな!」とか「米は食べるな!」みたいな…(米は食べるななんて本はなかったか…)

昨日、弊社杉本から放たれた名言でございます。この名言だけ切り取ると、発言が派手なコンサル、っていうだけですので、少し説明しますと…。

弊社の支援先は、従業員数でいうと10~50名くらいの規模が多いです。家族経営+α、という規模です。この規模になりますと、業績をあげたいと思う時には、経営者だけの力だけでは当然足りず、従業員の皆さんの力が不可欠になってきます。コンサルタントとしては、経営者にアドバイスするだけでなく、そのアドバイスが組織に浸透してきちんと実行に移せそうかを見ていく必要があるわけです。

※1:経営者が従業員をマネジメントすればいいだろう、という点ですが、この部分が課題である企業が多いというのもまた事実です。

※2:コンサルはそこまで見ないといけないのか、という点ですが、これは関与形態にもよるかもしれません。短期のスポット支援(コンサルはアイディア付与やアドバイスを求められる)ですと、アドバイスだけして後は社内で進めてください、ということもあります。顧問契約や、半年以上~などの長期間の支援(コンサルが成果を出すところまで期待されてることが多い)ですと、アドバイスを実行していかないと、次に進めませんし、成果も出ません。

昨日の名言は、長期の支援をスタートさせるキックオフ会議の中で出たのでした。今までも、別のコンサルタントのアドバイスに沿って進めてきたけど、なかなか成果が出ない、という話を掘り進めていくと、今まで実施した改善策を従業員が納得していないばかりかかなりの不満がたまっていた、ということが判明しました。

このあたりで名言が放たれたのです。伝えたいことは結構シンプルです。「自分たちで決めたことじゃないからダメなんでしょ」、ということ。きっかけはコンサルからのアドバイスかも知れないけれど、それについて従業員が意見を言いあって、改善策を納得することが大切だと。そうすれば、策が進まない時には工夫も出ますし、やる気も増すでしょう、と。

ということで、改善策を皆で決めるため、各部署に宿題をお願いして昨日のキックオフは終了しました。

ということで、真意としては、「『ただただ』コンサルの言うこと『だけ』聞いてるからダメなんです!」ということです。なので、コンサルの言うことは出来れば聞いてください(笑)。コンサルの話を聞いて、従業員も巻き込んで考えていきましょう。

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