金融庁の改革の三つの特長

前回、 紹介した書籍(金融庁vs地銀)の中に書かれていたものです。金融庁改革の三つの特長。①金融機関の自主性を促すためにコード(原則)を活用している点。②銀行経営の実態をこれまで以上に精密に、客観的に把握しようとしている点。③PDCAサイクルの実践。

これは、金融庁が金融機関に対して実施しようとする改革の三つの特長ですが、概ね、中小企業支援の改善に向けたポイントとも言えます。

置き換えると、①会社(経営者・従業員)の自主的な改善を促すため、ルールで縛り付け、ルール違反は罰するというスタイルから、原則を明示し、自主的な改善に取り組んでもらう。②サポートする中小企業診断士やコンサルタントは、中小企業の事業について、これまで以上に精密に、客観的に把握する。③改善に向けた施策については実践(実行支援)を最重要ポイントとして、PDCAサイクルを実践していく。

どうですか?金融庁は競争が激化し、生き残りをかけた金融機関のサポートをしようとしているわけです。金融機関は、その点にいち早く気づき、改善(安定した事業継続性の確保)に向けた、具体的な施策を打ち出し、実践していく時期なのではないかと、あらためて感じる次第です。(^-^)

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