部下のモチベーション向上の方法のひとつ

リーダーという立場の人で、良く耳にするのが「部内の一体感がない」「皆やる気が出ない」「統一性がない」などのモチベーションが向上しないという趣旨の言葉です。

一昔前は、とにかくノルマを与える、厳しく指示するなど、リーダー側から圧力をかけることで、半ば強制的に動かす、尻を叩くということで、何とかなっていた部分かと思います。しかし、現状は、それではなかなか動かない、一体感が出ない、やる気が出ない、というのが実態です。

では、どうすればモチベーションが向上するのかと言うと、業務に関わる目標(数値的なものではなくても)を各担当者側から掲げてもらい、それをひとつずつ達成させていくで、事態は大きく転換を始めます。

その際のポイント=守るべき手順としては、①クリアすべき目標は、通常業務で充分に達成可能な設定とすること ②クリアすべき目標は、必ず担当者本人に設定してもらうこと、以上2点です。

目標設定時に、客観的にリーダーを見ると、我慢できずに結局目標(答え)を言ってしまうケースや、直接的に目標(答え)を言わないまでも、リーダーが考える目標(答え)に誘導してしまうケースがほとんどです。

そのように、入り口で間違えてしまうと、担当者としては「そもそもリーダーが決めた目標だし・・・」という逃げ道が出来てしまいますし、そのまま目標を達成したとしても、自らが掲げた目標ではないので「達成感」は大きく減少してしまいます。単純に「達成感」が得られないでしょう。

モチベーションの向上には、この「達成感」を得ることの繰り返しが必要なわけです。したがって、目標設定時にリーダーが物言わずに、如何に我慢できるかが勝負の分かれ目です(^^)どんな些細な目標であれ、自ら設定してもらうことが大切です。

目標設定の道のりさえ間違えなければ、リーダーとしては、あとはその目標に対する進捗状況、履行状況を気にしてあげるだけでいいのです。

もし、さらにモチベーションの向上を確実なものにしたければ、その目標が達成されたときに、手放しで褒める(認める)ようにすることです。ここで間違えないように留意することは、的外れに無駄に褒めることです。褒めすぎは何も生みません。適宜適切に、一方で褒めるときは手放しで、言葉で伝えることが良いでしょう。

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