経営分析指標を中小企業に提示するだけでは何も始まらない

経営分析の指標と言っても様々ありますが、売上高総利益率とか、売上高営業利益率などの本当に基本的な部分は経営者の方にその数値のとらえ方と、考え方をお伝えし、経営判断の参考にしていただくことは、必要なことと感じます。

しかしながら、ROA(総資本経常利益率)や、ROE(自己資本利益率)のなど、やや理解しづらい数値を提示して、効率性が低いなどを課題として提示しても、経営している身としてはなかなか呑みこめないものです。

そういう時は、つい「で?」と言ってしまいそうになるでしょう、きっと。

経営者が、求めているものは現状の難しい分析数値による結果よりも、日常業務に繋がる現場の生の課題と、その課題解決のための改善策の検討にあるのではないでしょうか。経営者の方が、理解しやすい数値での現状の説明と、想定される要因分析、ヒアリングから想定される課題の提示を、企業ごとに協議・検討するところにあるように感じています。

暑い夏が近づいています。ベランダで朝顔と空を見上げてから、企業との面談に向かいます。経営者の方々の、いまの気持ちを聞くことから、次のステップが見えてきます。

ベランダの朝顔と空

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