人は感動に生きる

共同経営者である藤村が持ってきた今朝の日経新聞。そのコラム「大機小機」は、「上場企業の中間決算発表が山場を迎えている」なかで、「経営者にとっては個性や経営理念を発信する格好の場だ。」と伝えている。

「企業の社会性がより重要視される時代」のなかで、「数値目標だけでは伝えきれない志を示してこそ、投資家も人材もついてくる。」としている。これは中小企業を支援する現場でも言えることだ。企業の、経営者の志ないところに、事業の改善も発展もない。

日本電産の永守会長兼社長は「私は任せて、任さず」と言ったそうだが、これも人材育成、部下教育の現場では、よく言われる言葉である。

そして、ノリタケカンパニーリミテッドの創業者である森村市左衛門氏の言葉は、腑に落ちた。百年経った今でも同社の道標であり続けているそうだ。その訓示は「人は感激に生き、保守に死す」というものだ。守旧を戒める言葉ということだが、この前段が特に腑に落ちた。

ということで、これを受けて、私はこう思う。

「人は感動に生きる」

人を動かすのも、事業を改善するのも、安定維持を図るのも、そこには情熱が必要である。そして、そこに関わる人々に感動を与え、自らも感動したところに、人も企業も生きていくものである。志ある企業に、経営者に人はついてくることを実感した今朝の日経新聞「大機小機」でした。

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