カテゴリー別アーカイブ: 業務日記

役員報酬の削減と代表者借入金の返済と

業況が厳しい企業が金融調整を図るときに、改善の手段として、また経営責任という観点から、金融機関は役員報酬の削減を求める場合が往々にしてあります。

役員報酬を削減するなかで、一定の生活資金として役員報酬ということではなく、代表者借入金の返済を充てる場合もあります。これにより、個人所得の税軽減も見込まれますし、損益計算書上の体裁も良くなります。

しかしながら、金融機関は「代表者借入金は返済して、金融機関の借入金は返済しないのか」という建前が立ちはだかります。

中小企業を支援する立場からしますと、難しい部分と感じます。

金融機関側は、真に中小企業の立場に立っていないということも言えますが、大抵は「公平性」を前面に出してきます。また金融機関の審査部はよりその考えを強く持っていると思います。

そこは、真に中小企業の改善を求めることを優先として考えてもらいたいと願っています。

公平性も大切ですが、事業性を見極めた中で、中小企業の事業改善を思うのであれば、結果的に中小企業の利益になる支援が必要となることは明らかです。

公平性を踏まえた中で、衡平性を持った検討、対応を願います。

タグボート

顧客目線と客観性の維持

ウィステリアは複数代表となっています。

中小企業の「水先案内人」として、どのように改善の方向を指し示していくかは、導入部分での経営者とのコンセンサス(合意)が必要です。

合意と言いましても、何か書面を交わすわけではなく、話し合いを通して擦り合わせていきます。

この時、ウィステリア2名で顧客と話していると、その伝え方の是非について、その場で客観的に判断することが出来ます。

取引先に、より伝わりやすく、且つ意思疎通が充分に取れるように、ウィステリア内での相互牽制が客観性の維持に繋がります。

水先案内人

STP分析

STP分析とはマーケティングのなかでの戦略立案の分析手法です

S…セグメンテーション(市場細分化)は、市場を細かく分けて自社に適した市場を探す作業

T…ターゲティングは、狙いとする市場を定め戦略を実行する作業

P…ポジショニングは、自社製品の市場での立ち位置を決め、顧客に効果的に伝えていく作業

特に「STP分析」を知らなくとも、事業を安定的に継続している企業では、STPが理にかなった形で展開されているものです

ですので、注意点は結果を分析して、満足するのではなく、これからの事業活動の安定的な継続に向けて、自社を掘り下げて検証し、全社的に顧客に伝えていく作業が必要となるのでしょう

大きく捉えて、市場をよく見て、狙いを定めて、自社製品の良さを認識して売り込むくらいでもいいのかもしれません(^^)

外部環境と内部環境

外部環境を機会(opportunity)と脅威(threat)に分けて分析し、内部環境を強み(strength)と弱み(weakness)に分けて掘り下げて考えていくことは、創業時の経営者のみならず、長い業歴を有する企業の経営者にとっても必要なことです。

SWOT分析

中小企業にお伺いすると、「景気が悪いから・・・」、「観光客が少ないから・・・」など外部要因を嘆く経営者は意外に多いものです。

外部要因は自分では如何ともし難いものです(^^)

外部要因はuncontrolled!!

そこを嘆くことで、事業改善は進みません(^^)

明日から10連休です! まずは自社の強みが何なのか、自社の現状がどうなのか考えてみましょう!

飲み二ケーション

早めに仕事を終わらせて、飲みニケーション(^^)

「積極的にコミュニケーションをとる一年」として、たまには飲みながらのコミュニケーションを!

とはいえ、今回は年下の人たちではなく、年上の方々との飲みニケーション!!

仕事関係の人たちと・・・、よく知っている人と、全く知らない人でも・・・あまり遠慮することなく、前向きにコミュニケーションをとる予定です(^^)

時間を共有するのですから、大切な時間としたいですね(^^)

ビジネス能力検定3級のテキストを使いながら

ビジネス能力検定という検定があるのです。

ビジネス能力検定とは

その、ビジネス能力検定3級のテキストを使いながら、2年目の社員の人たちと勉強会をしていこうと思っています(^^)

今日は、「仕事へのアプローチ」と、「仕事の基本となる8つの意識」について、お勉強(^^)

中小企業の新人教育って、どのようにしているのだろうか?

「いやいや、うちは従業員と言ったって10人もいない中小企業だから・・・」とか、「新人なんて見て覚えるものだ」なんて言ってはいないでしょうか?(^^)

一方で、人手不足だ、うちには人が来てくれないなどと嘆くわけです(^^)

本当に簡単でいいので、教育スケジュールを立ててあげるだけで、人の集まりも、定着率も、大きく変わると思うんですよぉ~(^^)

お金にはならなくても・・・

ウィステリアも私企業ですので売上の向上や利益の確保は事業として展開していくうえでは当然の目標となります。

しかしながら、収入に直結しない案件も多くあります。

銀行員の時にはよく上司から「奉仕活動じゃねぇーんだよ!」と怒られたこともありますが、多少奉仕的な一面も持ち合わせていないと、中小企業とお付き合い出来ない部分もあります

「明日の支払いもわからない」「創業したいけどお金が無い」という人たちをサポートしていく時に、「お金が無いから支援できない」「支援機関の制度を使ってください」と後回しにするほどの余裕も中小企業にはありません

そんな時は、ウィステリア自身の経験となるというひとつを以って対応させて頂くことも少なくありません(^-^)

中小企業が将来的に大きくなったら、あらためて「あの時の手数料」とか言って、資金請求でもしてみますか(^^)

週が明けたら気が付きました(^-^) 週末から10連休なんですね

週が明けたら気が付きました(^-^) 週末から10連休なんですね

良いと思うんですよね10連休

日本の企業もはやくバケーション制度(1か月休み)の制度を導入すればいいと思うのです

日本人は勤勉だと言われますが働き詰めでは心が育ちませんよね

仕事だけではなく、人として生きることに広い幅を持つならば1か月くらいのお休みは必要だと思います

中小企業の経営者の中には「そもそも年間の3分の2が休みなんだから」と言う人も多いですが、仕事だけが生きることではないですからね(^-^)

もう少し余裕を持って、生きることを楽しむことのほうが経済に与える好影響は大きいと思うのです

ちなみに私は10連休に出かける予定は無いですが(^-^)

経営者が諦めたらそこで終わる

漫画スラムダンクのなかで顧問の安西先生が言った一言は「名言」とされていますよね(^-^)

「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」

漫画の話、バスケットの話として切り捨てずに、経営に当てはめれば経営者としての心構えと考えることが出来ます

さらに、創業者にも同じことが言えます

つまりは、起業時、創業時には事業を始めるにあたっての「想い」や「意義」が必要になるということですね(^-^)

経営者が事業に想いを乗せずに、あきらめたらそこで廃業ですよ(^-^)

金融機関の支援を引き出す

中小企業を支援していると資金繰りが厳しい局面に出会うことはよくあることです。各都道府県の中小企業再生支援協議会にしても「資金繰りが安定していること」が二次対応に入るか否かの基準のひとつにあります。

中小企業を再生支援する機関なのに資金繰りが安定していないと対応して頂けないなんて、と一見矛盾しているように感じますが、財務DD、事業DD、そして計画の策定には6か月程度の時間がかかり、その間に金融調整は行われないということと、支援機関は資金供給の機能を有していないため、真に改善を図るのであれば、そこには正確な線引きが必要ではあります。

とはいえ、資金繰りが逼迫している状況で、このままいけば資金ショートしてしまう企業をどのように支援していくのか。

これはメインバンクをはじめとした金融機関と日頃より報連相を密にしていることが必要となります。

銀行に行くと、いろいろと腹を探られるから、なんだか厳しいことを言われるから、取引してもらえなくなるから、という経営者は多いですが、もうそろそろその発想は完全に切り捨ててもらって構わないと思います。

本業に関わる部分での判断ミス、失敗で経営が悪化し事業が行き詰まるのであれば、経営者としても多少の諦めもつきますが、資金繰り、特に銀行返済などで逼迫し、支払が厳しくなり事業が行き詰まることは、ウィステリアとしては耐え難い事象と考えています。

メインバンク、既往取引金融機関、未取引金融機関、いずれにしても積極的に顔を出して、支援を可能な状況を作り出していくことも経営のひとつと考えます。