sugimoto のすべての投稿

経営者が諦めたらそこで終わる

漫画スラムダンクのなかで顧問の安西先生が言った一言は「名言」とされていますよね(^-^)

「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」

漫画の話、バスケットの話として切り捨てずに、経営に当てはめれば経営者としての心構えと考えることが出来ます

さらに、創業者にも同じことが言えます

つまりは、起業時、創業時には事業を始めるにあたっての「想い」や「意義」が必要になるということですね(^-^)

経営者が事業に想いを乗せずに、あきらめたらそこで廃業ですよ(^-^)

金融機関の支援を引き出す

中小企業を支援していると資金繰りが厳しい局面に出会うことはよくあることです。各都道府県の中小企業再生支援協議会にしても「資金繰りが安定していること」が二次対応に入るか否かの基準のひとつにあります。

中小企業を再生支援する機関なのに資金繰りが安定していないと対応して頂けないなんて、と一見矛盾しているように感じますが、財務DD、事業DD、そして計画の策定には6か月程度の時間がかかり、その間に金融調整は行われないということと、支援機関は資金供給の機能を有していないため、真に改善を図るのであれば、そこには正確な線引きが必要ではあります。

とはいえ、資金繰りが逼迫している状況で、このままいけば資金ショートしてしまう企業をどのように支援していくのか。

これはメインバンクをはじめとした金融機関と日頃より報連相を密にしていることが必要となります。

銀行に行くと、いろいろと腹を探られるから、なんだか厳しいことを言われるから、取引してもらえなくなるから、という経営者は多いですが、もうそろそろその発想は完全に切り捨ててもらって構わないと思います。

本業に関わる部分での判断ミス、失敗で経営が悪化し事業が行き詰まるのであれば、経営者としても多少の諦めもつきますが、資金繰り、特に銀行返済などで逼迫し、支払が厳しくなり事業が行き詰まることは、ウィステリアとしては耐え難い事象と考えています。

メインバンク、既往取引金融機関、未取引金融機関、いずれにしても積極的に顔を出して、支援を可能な状況を作り出していくことも経営のひとつと考えます。

 

 

 

互いに手応えを感じ合う

金融機関には返済の軽減、条件変更をお願いし、返済に窮することが無くなっている状況の中、業況がそこそこ安定してくると、経営者は精神的にもひと段落するもので、本業改善に向けた改善施策の実践を怠ってしまう場合もあります

当方が訪問し、面談をしても互いに現況の確認に留まり、今すべきことの確認や、進捗状況の確認などを行なわないケースも出てきます

「目標」の必要性です(^-^)

そんな時は着実に、改善施策を実施するために、次回までなど期限を定めた「宿題」を作るように心掛けています

「宿題」があることで、改善の尺度にもなり得ますし、お互いの手応えを感じ合うこともできるようになります(^-^)

事業承継 特定調停 意味は分かるのですが・・・

事業改善、事業承継の場面で、場合によっては「特定調停」を活用し、私的整理ガイドライン、経営者保証ガイドラインに則しながら、単なる清算よりも金融機関をはじめとする債権者や、もちろん経営者にとって、最適な解を求めていくということは、よく理解はできるのですが・・・

日比谷公園のチューリップ

果たして、どのような規模の企業の、どのようなケースで、そのような選択肢を提示するのか、何がメリットで、何がデメリットなのか・・・

日比谷公園の青い花

まだまだ、もっともっと勉強して、適切に中小企業経営者に提示したいですね

「とにかく、やってみればいい」というのもわかりますが、やはり多くの選択肢の中で、経営者の納得感を得ながら、進めていきたいです(^^)

正論を吐く

「正論を吐く」という言葉はネガティブな言葉です。正論を振りかざして相手を徹底的に追い詰める、議論に勝ち負けがあるならばとにかく勝つ、そんなイメージがあるかもしれません

でも正論は、正論ですよね(^-^)

ですので「正論を吐く」ことが間違いなことではないのです

その言葉に心を込めているか否かが大切です

変な感じで雰囲気に靡いて(なびいて)しまったり、媚びたり(こびたり)することは、そこにある問題を結局は先送りする、見逃すことに他なりません

中小企業と会うとき、人と会うとき、中小企業支援のひとつひとつに心を込めて、正しいことは恐れずに勇気をもって伝え続けていく

何年か経って、またお声掛けを頂いたりすることが出来れば、それは丁寧に、心を込めてひとつひとつ対応してきた証だと思うのです(^-^)

正論を吐くことは必要だが、心を込めなければ意味が無い

と、いうことだと思っています(^-^)

銀行の看板が外れたとき・・・

強い風雨で・・・とか、大型の台風が来て銀行の看板が外れちゃいました・・・という話ではもちろんなく、私自身は5年くらい前に銀行の看板(後ろ盾)が外れました

会社の看板が外れた時に「自分を単純明快に表す言葉」がなかなか無く、説明に苦慮したことを覚えていますし、いまでも多少そのように感じることもあります

自分で事業を始めようとする起業者の方や、経営者の方々は同様な感覚になったこともあるのではないかと思います

自分自身のブランド(パーソナルブランド)をどのように構築していくか、自社と他社の違いをどのように理解して頂くか

ほぼ飛び込みに近い営業を繰り返し、多くの支援機関の方々とお会いする機会を通しながら、自分自身をしっかりと伝え、知って頂くことの難しさを、最近また感じているところです(^-^)

当事者意識

中小企業の経営者の中には「従業員全員が経営者であるという気持ちをもって仕事に臨んでほしい」と言う方も少なくありません

言っていることは、その通りですが、その真意は従業員の方々にはなかなか伝わりにくいものです

例えば、営業実績が芳しくないときに、営業のトップ(部長やリーダーなど)に「営業実績の回復のためにはどうしたらいいと思いますか?」と問い掛けたとします

その回答のほとんどは、「営業実績が芳しくない外部要因」を嘆きます

景気が良くないから、主要取引先の業況が良くないから、市場が停滞しているから、原材料コストが上昇しているから等々

「いや、あの回復のために出来ることは何だと思いますか?」とさらに問い掛け直すと、景気が良くなれば、主要取引先の業況が落ち着けば、市場が活発になれば、原材料コストが低下すれば・・・という返事がほとんどです

これは、よくよく考えてみると、全て「他者」=「外部環境」に関わることであり、他社に依存しているに過ぎないということがわかると思います

営業実績が芳しくないのは、まさしくあなたの勤める会社のことなのですが、批評、評論のオンパレード(^-^)

言葉にすれば、当事者意識=自分のこととして問題を捉えていくところから始めましょう(^-^)

社員だから、パート・アルバイトだから

社員だから、パート・アルバイトだからという勤務形態で事業改善への取組みが違うことはない、ということをあらためて感じました。

その会社が、さらに良くなるように、少しでも良くなるように、ともに働く者として、自分に出来ることは何だろうと、考える気持ち、思う気持ちが大切ですよね

多くの中小企業に訪問、面談させて頂いています

従業員(社員、パート・アルバイト)とのミーティングに同席させて頂くことも少なくありません

社長ではなく、自分たちがこの会社を作り上げているんだ、という意識を持っていただくと、より働きやすい環境を作り出すこともでき、やがて本業が改善され、事業はより良い状態に進むということは間違いのないところです

楽しく仕事をしていく時に、社員だから、パート・アルバイトだから、という発想はそもそも必要の無い部分なのだと思いますよね(^-^)

伝統と歴史は、変化することから生まれる

SWOT分析などをはじめとして、自社をより深く理解する手法をたくさんあります。自社分析、実態把握、現状認識・・・

事業を展開し、まさに日々経営をしているときには、あらためてフラットな気持ちで自社分析をするということは難しいことではあります

しかしながら、長い間、事業を継続している企業は、まず自社を知り、そして他社や世の中の事業環境を知り、自社の良さ(強み)を活かしながら、日々変化を遂げているものです

安定した事業継続は、信念を持ち、ブレることなく、日々変化を遂げることの連続により成り立っている、ということを感じた一日でした(^-^)

令和元年はインプットを意識した1年に!

令和元年となりましたが、令和になったからというわけではなく、今年度1年はウィステリアとしてはインプットを意識した1年としていこうと考えています

インプット = 吸収

勉強はもちろん、アンテナを上げて西へ東へ、南へ北へ(^^)

多くの中小企業と多くの人とお会いする機会を作り、何かしらの力になりたい

そのために、ウィステリア自身も力をつけていかなければなりませんね(^-^)