当事者意識

中小企業の経営者の中には「従業員全員が経営者であるという気持ちをもって仕事に臨んでほしい」と言う方も少なくありません

言っていることは、その通りですが、その真意は従業員の方々にはなかなか伝わりにくいものです

例えば、営業実績が芳しくないときに、営業のトップ(部長やリーダーなど)に「営業実績の回復のためにはどうしたらいいと思いますか?」と問い掛けたとします

その回答のほとんどは、「営業実績が芳しくない外部要因」を嘆きます

景気が良くないから、主要取引先の業況が良くないから、市場が停滞しているから、原材料コストが上昇しているから等々

「いや、あの回復のために出来ることは何だと思いますか?」とさらに問い掛け直すと、景気が良くなれば、主要取引先の業況が落ち着けば、市場が活発になれば、原材料コストが低下すれば・・・という返事がほとんどです

これは、よくよく考えてみると、全て「他者」=「外部環境」に関わることであり、他社に依存しているに過ぎないということがわかると思います

営業実績が芳しくないのは、まさしくあなたの勤める会社のことなのですが、批評、評論のオンパレード(^-^)

言葉にすれば、当事者意識=自分のこととして問題を捉えていくところから始めましょう(^-^)