コンサルタントに必要な力は冷静な分析・判断と共感力

中小企業の経営者は、特に財務内容や事業内容に課題を抱えている経営者は、心底苦しんだ時期を経験しています。

そのため、銀行員やコンサルタントに求められる力は、冷静さを保ちながら、如何に経営者に共感でき、共感され、如何に経営者に寄り添うことが出来るかが必要な力であると言えます。

そして、本当に経営者と共感できた時は、その気持ちまで乗り移ったかのような心持ちになります。

経営者は、どんなに苦しい時期があっても、孤独に耐え、乗り越えることで、自らを成長し続けていいかなければなりません。この時に孤独や、苦しみは大変なものであると感じています。

どんなに財務面や事業面が苦しい状況にあったとしても、経営者の諦めが無ければ、中小企業の改善は存分に図れるものです。

一日一日の中で、より多くの経営者の方々と意見を交換し、少しでも前向きな心持ちになることが出来れば、それは大きな一歩だと感じています。

事業は人で作られ、伝統を重ねる

事業は人で作られます。全ての人が決して有能である必要はありません。有能か、どうかである前に、皆が前を向いて事業を進めているか、ということに尽きます。

中小企業に関わらせて頂く前に、経営者や従業員に念押しすることがあります。それは「企業が改善していくのは、コンサルの力ではありません。経営者の方、従業員の方々の力に依るものです。」ということです。

中小企業にお伺いすると、大抵の企業は、赤字だったり、債務超過であったり、資金繰りが厳しかったりするものです。ほとんどの企業の財務状況は「良好である」とは言い難いものです。

それでも、企業が財務と事業の改善に向けて進めるかどうかは、そこで働く人々の取り組み姿勢に掛かっています。有能とは言えないまでも、改善に向けて力を合わせることが出来る企業は、自ずと財務や事業は良化していくものです。

伝統ある企業とお話しする機会に恵まれた時は、「人の大切さ」を身に染みて感じることがありますね(^-^)

言い尽くされた感のある言葉ではありますが・・・

「やらずに後悔するよりも、やって後悔する」

「見逃し三振よりも、空振り三振」

熟考、深慮遠謀はもちろん必要ですが、どこまで考えを深めてもアクションを起こさなければ事態は変化しません

動くことで、事態を進展させる

勇気と度胸が必要ですが、同時にわくわく感があるものです。

歳を重ねると熱くなりにくくなりますが

歳を重ねると、熱くなりにくくなるのかもしれませんが、熱くならなきゃいけないと思うのです。

知識は大事、経験も大事

ひらめきや、行動も大事

しかしいずれを活かしていくにも、いずれの場面においても

その物事に対する情熱が必要です

恥ずかしいぐらいに熱くなることも、時には必要かと感じます

事務所ベランダのプランターで育ったハツカダイコン

事務所ベランダで、かわいいハツカダイコンが育ちました(^^)

自分の利益を優先するものに道はない

話しをしていればわかります。自分の利益を第一優先に考える人、自社の利益を第一優先に考える人。

銀行員時代に、お客様の実態と現状に沿って相談を行なっていない担当者が多くいました。より親身になって話していないと、単に「貸し渋り」となってしまいます。ところが、担当者自身は、なかなかそれに気づきません。簡単に「貸さないことがお宅のためになるのです。」と言ってしまう者も少なくありません。

裏返すと、それは「銀行の利益」を優先しています、と伝えているにすぎません。そんなことで人が付いてくるはずがありません。

商品を販売したい、売上を上げたいと思うときに「うちの利益になるので買ってください」と言って、買ってくれる人なんていませんよね。

「それ、うちに何のメリットがあるんですか?」

メリットはたくさんあります。むしろメリットしかありません。でも、自分の利益を優先するという姿勢を持っている間は、私は説明はしません(^-^)

「メリット、デメリットという話ではありませんので、特に取り組まれる必要はないと思います。」と淡々とお伝えするのみです(^^)

 

不平不満や愚痴は評論・分析でしかない

社内でミーティングをしている時に発言者の言葉に耳を傾けてみてください。ミーティングの質を高めようと思えばポイントはひとつです。それは「何かを必ず決める」ということです。何かの課題についての対応策や、ごく簡単な決め事(ルール)など、なんでも良いので何かを決めましょう(結論を持つ)

「何か」とは行動(アクション)です。業績が改善しない企業のミーティングは「不平不満」「愚痴」に終始します。ということは、良く言えば評論・分析ですので、評論と分析は一度したら、次のステップである「対応策」に進まなければなりません。そうでなければミーティングは悪い意味での言いたいことを言う場に過ぎなくなってしまいます。問題点・課題点を言い合い、その対応策を決めるという場ではなくなるので、ミーティング後は「一体このミーティングは何だったんだろう」ということになります。

ミーティングをそのような場としか思っていない人は「ミーティングは不要だ」と言い始めます。

企業が改善していくには、本来のミーティングは必要不可欠なものです(^^)

中小企業支援は難しい 日々是精進

あがいてもあがいても空回りしてしまう経営者も少なくないです。頑張っても頑張っても結果が出ない時もあります。頑張っていることが間違えていないルートであるならば、少しずつ改善傾向となりますが、少し角度が違う道を進んでいるとしたら、どこまで漕いでも出口は見えてきません。本来コンサルティングは、水先案内人(Pilotage)であるべきです。

経験を積み、より質の高いPilotageでありたいです。日々是精進、日々是勉強。

5年目初日は豊洲市場に移転した八千代へ

銀行退職5年目突入!初日は恒例の「八千代」に行ってきました「八千代」

ネット記事に丸かぶりですが店頭(^^)

カキフライ&アジフライ定食

ふっくらアジフライとでっかいカキフライ

豊洲市場大きいし、ちょっと巡りづらい(^^)

豊洲市場
豊洲市場への橋上からの景色

そのあとは東京駅へ

東京駅丸の内側の工事終了

今度は一日かけてゆっくり廻りたいです(^^)