腹を割って話す 自らさらけ出すことで引き出す

中小企業の支援も、資金繰りが逼迫している、明日もわからない状況にある時に、如何に互いを信じることが出来るか、という局面が訪れることがあります。

どんなに高名な先生でも、どんなにメジャーな手法でも、経営者の納得感を得ることが出来ず、サポートする側の人間を信頼してくれることが無ければ、経営改善が上手くいくはずがありません。改善の途上において間違いなく頓挫することとなるでしょう。

藤沢市立本町小学校の二宮金次郎像

もちろん、中小企業の改善にはハード面の改善は欠かせません。しかしながら、方法や仕組みの構築、内部管理体制の再構築などを図っていく局面においては、全社一丸となった意思統一、情報の共有、改善意識の醸成を行なわなければなりません。

所謂、ソフト面の改善策の実践、遂行に当たっては、人と人との繋がり、円滑な繋がりがものを言うことになります。その際には人間の五常が必要となります。人間の五常とは「仁・義・礼・智・信」です。ウィステリアでは特に「仁」と「信」を大切にしています。

改善策に対する理解と納得があり、そこに信頼(「信」)が生まれる。理解と納得を得るには、同じ立ち位置、同じ視点があって、全てを捧げている想い(「仁」)が相手に伝わることが必要となります。相手の心を開くには、まず自らをさらけ出さなければなりません。現状の事業の状態をどう思っているのか、そしてウィステリア自身はどう考えているのかをぶつけなければなりません。

そうして、さらけ出すことが出来て初めて中小企業経営者との共同による改善がスタートするというものです(^-^)