ミーティングは必要不可欠

25年以上前のバブル崩壊、9年前のリーマンショック、7年前の東日本大震災などの平成のなかで、中小企業支援の決まり文句として「コストカット」や「ミーティング不要論」が横行しているような気がしてならないのです。(あえて「横行」としましたが)

ちょっと財務を見ると、役員報酬をはじめとする人件費や旅費交通費、接待交際費などの削減という所謂「コストカット」を指摘(アドバイス)する人もいますが、中小企業はここ10数年で削ることの出来るコストは、(それなりに)削減してきているのです。

同様に、目には見えない効果や、内容の検証を充分にすることなく、表面的な事象のみを捉え、削減ありきで「ミーティングの廃止」を指摘(アドバイス)をされる人もいます。

上場会社などの大企業、中堅企業に勤めた経験のある方なら、本当に「不要なミーティング」、「不毛な会議」に遭遇したことがあると思います(^^)

しかしながら、中小企業において、基本的に「不要なミーティング」は無いと感じています。業績の回復、円滑な業務遂行においては、社内全体の意思統一、情報や認識の共有のレベルアップは必要不可欠であり、そのためにミーティングは不可欠なものです。

中小企業の現況、事業実態などの把握を進めることなく、単に「コストカット」として人員を削減したり、「ミーティング不要論」をかざして、ミーティングの大幅削減を実施したりして、事業が改善しないばかりか、急激な業況の悪化を招いている中小企業を数多く見てきています。

現状の把握に努め、いま何をすべきかを見つめ直しましょう(^^)

雲の上の山々