手練手管 経験を駆使して・・・

数行ある取引金融金融機関の皆様に支援を継続して頂きながら、自社の事業継続に最も適切な金融支援を依頼すること、いわゆる「金融調整」が、ここのところ何社か続いております(^-^)

企業は自社の状況を金融機関はどのように見ているかが、なかなかわかりにくいものです。なぜなら、金融機関の企業の見方は、共通な考えはあるものの、本質の部分は秘密事項となるからです。

「こんなに担保提供しているのに、なぜ貸増してくれないんだろう」、「こんなに支払利息が多いのに、なぜ金利引き下げをしてくれないんだろう」など、経営者が感じるのも至極当然のことです。

「なぜ?」なのかは、ちゃんとした理由があるのですが、意外にも金融機関の支店担当者などは充分に説明することが出来ないのが現実かと思います。

「金融調整」とは、本来、企業が事業の安定継続のために望む借入の状況と、金融機関が望む貸し出しの状況の落としどころを想定し、納得のうえで軟着陸をしてもらうことです。(ここで、コンサルは「軟着陸させる」と驕るケースが多いと感じています(>_<))

かなりの英断で各金融機関との交渉を続け、丁寧且つ大胆に、金融機関との連携を図りながら、今週大きな承認を得た案件がありました。簡単にことを進めても結果は(もしかしたら)同じだったかもしれません。とはいえ、上手に着陸して頂いたことは、得も言われぬ達成感を感じています。

そう考えると・・・中小企業が空飛ぶ飛行機なら、コンサルは管制塔の管制官みたいなものでしょうか?(^-^)

もくもく入道雲