プロセス重視 小田原評定にならないためにも

中小企業は、従業員が目標を理解して行動し、意見を出し合いながら前進していく、ということが出来ないことが多いです。どちらかと言えば、経営者からの一方通行なやり取りで、(なんとなく)行動していることが多いですよね。

目標を定めたうえで、目標の達成に向けた方策をみんなで意見を交わし合いながら「何をしていくか」を決めます。ここで、話し合いをコントロールする役回りも必要となります。そして施策が決まります。これが所謂、“アクションプラン”となるわけです。

このような流れの中で、勘違いしてしまうことが多いのは、“立派なアクションプラン”を立案して満足してしまうことです。現状打破のために必要な施策をみんなで話し合い、立案すると、なぜかそれで現状打破できるような気持ちになってしまうものです。

アクションプランは、従業員みんなの話し合いで組み立てられたものであれば、立派な、格好良いものでなくていいのです。むしろ泥臭い感じのもので十分です。

大切なことは、立案したアクションプランを如何に実行していくか、という部分です。つまり目標やプラン、結果よりも如何に実行していくかという“プロセス(過程)”を重視するべきなのです。

それを理解して頂いて、アクションプラン立案での話し合いが“小田原評定”(いつまで経っても決まらない相談)にならぬように心掛け、速やかに行動していくことを意識していきましょう。

“小田原評定”といえば・・・小田原城の桜は今、見頃ですよ(^-^)

今年の桜と小田原城