正月旅行と、カジノ(その3)

いい加減このくらいにしておきます。今回で最後です。
日本でIR施設・カジノを開く場合について意見したいと思います。

【パターン1】ギャンブル目的(+羽伸ばし)の人を狙う
これは、結構ニーズあると思います。
インバウンド(近隣アジア諸国のやや富裕層以上)も来るでしょうし、日本人(今は韓国などに行っている方々)が来ると思います。この場合、アミューズメント施設としての魅力、というよりは、羽伸ばし要素(ゴルフ場とか歓楽街とか)が大事なのかな。
立地は(具体的地名は避けますが)南の温かい地域で近くに空港があるところ、がいいかなと私は思います。リゾート施設の再利用、という必要性もあるでしょうし…。

結構ニーズありますが、物議を醸しだしそうですね…
依存症対策が!など。

話それますが、依存症対策としては、やはりギャンブル要素を押さえるのが一番だと思います。賭金をラスベガス並みに低くしてアミューズメントカジノみたいにする。
あと、バランス方式をやめる、など。
※バカラのような丁半バクチ系は、丁と半に賭ける人がいて初めてゲームスタートとなります
(時代劇で「丁半揃いました!」って言って始めてますよね。)この場合、丁と半の賭金の差額が一定の範囲内(バランス)におさまれば、ゲームスタートになるのです。なので、相手がたくさん賭けてくれる限り、賭け金に上限がありません)
しかし、バランス方式をやめるのは、運営側のリスクを高めることになりますので…
と考えると、バカラなど丁半バクチ系をやらない、ポーカーなどチップ上載せ可能なゲームもやらない、というのも一案です。
しかしそれでは、パターン1のニーズには応えられない、と…。
アミューズメントカジノは、要するにゲームセンターですから
通常の商業施設の集客課題と同じになるわけです。

【パターン2】広域からのインバウンド狙う
前回のラスベガスの話でも書きましたが、カジノ含めたIR施設でインバウンド増加させる、という考えは捨てたほうがいいと思います…カジノ云々、IR施設云々ではなく、旅行地としての魅力があるかどうかが先かと。
旅行地としての魅力が十分にあった上で、プラス要素でIR施設・カジノがあれば多少消費額は増えると思います。
と考えますと、今だって十分にいろいろと商業施設ありますので、なぜ今現在はインバウンド集客できていないのか、という検証を十分にしないと、IR施設作っても同じことですね。

 
カジノがビジネスチャンスだ、とか、儲かるとか、あまり考えない方がいいのになぁと思います。ということで、私の希望は、

【パターン3】小型でいいから品のある社交場を各地に
カジノ発祥のヨーロッパみたいな感じでしょうか…囲碁センター、将棋会館みたいなイメージかも。
IR施設じゃなくていいので、小型のカジノがあってもいいのではと思います。賭け金も少額で。インバウンド狙い、とかではなくて日本人向けです。
ポーカーとか、ブラックジャックとか、ルーレットとか、
普通にゲームとして楽しいので、たしなみとして日本に浸透したらいいのにと思います。そして、パチンコ・スロットが趣味の方々に、少しカジノもやってもらうといいかなと。人との駆け引きがあるゲームって楽しいですよね。
(個人的には、ブラックジャック好きです。あと、13枚ポーカー(十三張)、大好きです。)

以上で、3部作終わります(笑)
弊社に調査依頼してくれる自治体、ないでしょうかね…
現地調査を中心に、調査頑張るのに…

しかし、なぜ普段のブログもここまで書かないのか…